インドネシア

ブナケン島(3)午後はまったり

ブナケン島はこの時期はまだ雨季。私たちが来る直前はお天気が悪くて、ここに来たフランス人は、いい天気を求めてフィリピンに移動してしまったということでしたが、私たちが行った次の日からは、午前中は最高のダイビング/スノーケリング日和、午後から少し曇ってきて、夜は大雨が降るといった感じでした。

ダイビング・ツアーから帰ってきた後はただただまったりと過ごします。本を読んだり、ダイビングの時見た魚を図鑑で探したり、コーヒーを飲みながらスナックを食べたり・・・

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3日目の午後は併設のスパで極楽マッサージ。ここのマッサージは本格的でお勧め!施術後のジンジャーティーもおいしかったです。

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The Bunaken Villageの入り口

夕方は村まで散歩。

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遠くから見たときはディズニーランドかと思ったのは教会でした。

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スラウェシ島はキリスト教も多いのです。

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のんびりした村もとても気に入りました。

最終日は朝ごはんを食べてから、10時に出発。ボートでマナドへ。
しかしまたもや引き潮のため、浅瀬になったところを歩いて上陸!ははは!
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大きな荷物はスタッフが運んでくれました。

空港でお昼にバクソー(肉団子入りスープ麺)を食べました。

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帰りは3人一緒に並んで座れました。飛行機は出発が少し遅れたものの、ほぼ予定時刻にシンガポールに到着。

3泊4日のブナケン島は、めちゃめちゃよかったです!

ブナケン島(2) スノーケリングとダイビング

翌日は朝7時に起きてスノーケル。

だいぶ泳いだところに、ありましたありました!ものすごくきれいな珊瑚礁!すごい。こんなカラフルな珊瑚礁は見たことありません!

朝は潮の高さがちょうどいいし、光の具合で魚もよく見えるので、次の日はもっと早く6時半頃から起きてスノーケリングしました。
最終日はなんとDonちゃんとバリーちゃんは6時前から起きて行きました(Donちゃんはいつも早起き大嫌いなのに!)。
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日の出とともにスノーケリング

一泳ぎした後で朝ごはん
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卵を好きなスタイルに焼いてくれます。トーストにピーナッツバターをたっぷりぬって食べました。

午前中はダイビング!運よくいい天気になりました!!ラッキー!!!
参加者は昨日空港から一緒に来たスロヴェニアからのカップルと(かなりの経験者)、ライセンス取得中のバスク人の男の人。

ボートでダイビングスポットへ移動。
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ほぼ全員が久しぶりのダイビングだったので、リフレッシャーコースを少しだけやってもらいました。水中でわざとマスクに海水を入れて、それを噴出す練習、レギュレータ(空気を吸う器具)を水中で一度放して、また口に入れる練習、中性浮力(浮くこともなく沈むこともない状態を保つ)練習です。

あとは3人に一人ダイブマスターがついて、ドロップオフ(海底が急に深くなるところ)の珊瑚礁に沿って潜りました。

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この辺りはすばらしいダイビング・スポットがたくさんあります。天気と潮流の速さを見て、その日のスポットを決めます。最初のダイビングは潮の流れが速くて、私はぜんぜんコントロールできず、ずっとダイブマスターのSalimにつかまっていたという・・・お粗末!Salim、ありがとう!!
まじでぶっとんで行きそうでした。

2日目のダイビングはだいぶ慣れたので、一人でコントロールしましたよ!(ときどきSaimにつかまったけど・・・)

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2回のダイビングの間の休憩時間はスノーケリング。めっちゃきれい~!!

水中の写真がなくて残念ですが、今まで見てきた珊瑚礁は何だったの、というくらいすばらしかったです。

珊瑚礁ではついにカラフルなウミウシをみることもできました!その他ライオンフィッシュ、ナポレオンフィッシュ、アネモネフィッシュ、ウツボ、etc, そして海亀も!

Salimはおもしろい生物を見つけると、タンクを金属の棒でたたいて合図を送ってくれます。どうして見つけられるのかわからないけど、珊瑚と完全な保護色の、小指の先ほどの大きさのカニやら、エビやらを見つけては教えてくれるのです。

スラウェシ島のダイビングはすごすぎ!

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帰ってきたら引き潮でボートがつけられず、歩いて行くことに。

シャワーを浴びて、お昼ごはんです。
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ダイビングの後はおいし~い!

ダイブマスターのSalimに聞きながらダイブログを書きます。
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ダイブ・ログにはその日潜った深さ、時間、使ったウェイトの重さ、ダイビングのコンディション、どんな生物を見たか、などなどを書き込んでおきます。

Bunaken Villageはダイブマスターもインストラクターもすごくいい人ばかりです(ダイブマスターやインストラクターで悪い人って見たことないけど)。一生に一度スノーケリングするとしたら、ぜひこの海で!というくらいお勧めです。
また行きたい~!!

ブナケン島(1)

ちょっと前の話ですが、中国の旧正月の休みにバリーちゃんも一緒に3人で、インドネシアのスラウェシ島の北の端にあるブナケン島に行ってきましたー!(私が日本から帰った2日後・・・!)

この時期シンガポールにいてもつまらないということで、なんと出発2日前に急遽決まった旅行です。旧正月休みのため、他のところはどこも飛行機は満席か恐ろしく高い値段。唯一みつけたのがインドネシアのマナド行きの便だったのです。マナドなんて、今まで聞いたこともなかった・・・

朝、バリーちゃんを途中でピックアップして空港へ。
朝ごはんも空港で。

空港の足マッサージ機で時間をつぶす二人。
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君たち、ちょっとほっこりしすぎだろう。

シルクエアでスラウェシ島のマナドまで3時間40分。オフシーズンのため、往復2万円ちょっとです。

インドネシアはビザを値上げしましたよ!以前は一番短い滞在だと10USD だったのに、今回は1ヶ月以内は一律25ドル。しかも入国審査で顔写真を撮ったり指紋をとったりするようになったので、出てくるまでに1時間以上かかりました。

宿泊先にピックアップもアレンジしてもらったので、スタッフの人が迎えにきてくれていて楽~。30分違いの別の便で到着するお客さんを待って、一緒に移動。
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インドネシアの男はポニーテールが似合う。

ここからミニバンで40分くらいかけて船着場まで移動。

唯一の気がかりは天気。この時期まだ雨季なのです。でも雨だったら海を見ながらまったりすればいっかー、と言いながら出かけました。

船着場に着きました。曇ってます!ボートが到着するのを待つこと20分ほど。
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ここからボートで45分ほどでブナケン島に着きます。波がけっこうあって、ボートはすごい揺れました。

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着いた日の夕方、Donちゃんとバリーちゃんはさっそくスノーケリングに出ましたが、何も見るものがないと帰ってきました。実はここの海岸は草がはえてるだけの浅瀬がだいぶ広く続き、海岸線から100mくらい行ったところから珊瑚礁が始まるのです。そしていきなりものすごく深くなります。Donちゃんたちは、珊瑚礁に行き着く前に帰ってきてしまったので、草しか見えなかったんですが、この草がはえている浅瀬には実はジュゴンが来ることがあるんですって!

今回泊まったのはここ。The Bunaken Village
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それぞれの部屋は独立した建物でエアコン、シャワー付。食事はダイニングエリアで。

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バリ風インテリア。

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モダンな内装。清潔で収納スペースもたっぷり。バルコニーでは水着やタオルを干したりできるようになっていて、ハンモックもあります。

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夜もとても静か。コーヒーやお茶はいつでも飲み放題。フィンやライフジャケットも貸してくれます。

夜になると毎晩すごい雨が降りました。ここ2~3日の天気はあまりよくなかったとのこと。明日の天気ははたして・・・

Threads of Life

ガムランのメンバーの1人、Gはインドネシアの織物の研究家。ウブドでは、彼女も設立に携わったThreads of Lifeという名前の団体の、インドネシア織物センターに連れていってもらいました。

Threads of Lifeはインドネシアの織物技術、染色技術の伝統を伝え、そのために必要な自然を保護し、織物に携わる女性にフェアトレードで収入を確保し社会的地位を向上させ、インドネシアの織物の芸術性を伝える活動を行っている非営利団体です。前にも書きましたが、インドネシアでは伝統や芸術の保護はこのような個人や外国人が組織するグループの努力に頼っています。

ギャラリーはすばらしい織物の宝庫。ここではインドネシアのいろいろな場所から集められた織物を鑑賞、購入することができます。島や地域によって織物はものすごく個性があって、デザインも多様です。

展示された織物は全て天然素材100%、染色も自然の素材を使ったものばかり。マスターと呼ぶにふさわしい織物名人の女性たちの作品だけあって、どれもすばらしいデザイン。それでいて鑑賞用の美術品とはちがう、生活の一部になるために作られた日常品なのです。それが今まで現地では芸術品として扱われてこなかった理由でもあるわけですが。

私もThreads of lifeの活動の主旨に賛同して(言い訳か)、一目ぼれしたSayutと呼ばれる藍染めの織物を買いました。

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ここでは購入した織物に、作者の名前と写真、織物についての詳細な説明がつけられています。そういえばこれまで織物に作者の名前がついているなんてことはありませんでした。

手紡ぎのコットンで織られたgedogと呼ばれる織物にろうけつ染めの手法で藍を染めていったものです。中央ジャワは自然染色の織物の伝統が残る数少ないコミュニティーが残っています。

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モチーフはLok Chanと呼ばれ、明朝時代のジャワと中国の交流を表しているそうです。

Thread of Life Indonesian Textile Arts Center
10am-7pm everyday or by appointment
Jalan Kajeng 24, Ubud, Bali 80571, Indonesia
Tel: +62-361-972187

JEGOG

ウブドではほとんど毎日何かしら伝統芸能を見に行きました。



これはJegogという竹でできたガムランの演奏と踊りです。本来はバリ島の西部にあるヌガラ地方の水牛レースの際に演奏されるものでしたが、いろいろアレンジされ、ウブドでも演奏されるようになったそうです。

ウブドでは現在毎週水曜日にPura Dalem Ubudでジェゴグのパフォーマンスがあります。

泊まったところ

今回はグループとは別の場所に1人だけ離れて泊まってたので、グループのアクティビティと1人で過ごす時間とバランスがとれててよかった?。年とともに団体行動がますます苦手になってきてます。ゆっくり1人の時間がないと疲れ果ててしまうのです。

今回泊まった所。

2階に2部屋。下に2部屋のこじんまりしたお家。

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バルコニーには椅子とテーブル、寝椅子もあります。ここでゆっくり本を読むのは最高に気持ちいい!隣とはこんなぺティションで区切られてます。

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その前に見える景色


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蚊帳がついてるけど、使いませんでした。不思議と夜蚊に悩まされることがなくてびっくり。

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バスタブつき!これがうれしい!!ゆっくりお風呂に浸かって本を読んだり・・・

半屋外なので、朝は自然光がきもちいいです。

ある日の朝、オーナーのグナディさんが部屋の外についている神棚にお供えをしにやってきました。
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満月と新月の日はこんなお供えをするんだそうです。バリの人はとっても信仰心が厚いのです。

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このお供えのきれいなこと!


朝8時頃、コーヒーか紅茶とフルーツを持ってきてくれます。

朝ごはんは日替わりでトーストとオムレツだったり、例のバナナ・パンケーキだったり、ローカルな朝ごはんだったり。

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この日はお粥。


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ナシ・チャンプルも作ってくれました。少なめでいいですって言ったらこんな感じ。普通はもっと量が多いみたい。

5泊したので毎日違う朝ごはんはうれしかったです。

唯一びっくりしたこと・・・

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サソリ!!


靴の中とかよくチェックしてから履かなければいけないと前に聞いたことがあったけど、本物を見たのは初めて!

ローカルなごはん

ガムランのレッスンの後は先生と一緒にお昼ご飯。
超ローカルなお食事どころの普通の食べ物は、外国人ご用達レストランの食事よりずっとおいしかったりします。そして言うまでもなく安いです。

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ナシ・チャンプル

ごはんに卵(サンバルのせ)、野菜、鶏肉、サテなどいろいろ載ってます。いろんな味が楽しめて、おいしい。バリはヒンズー教徒の島なので、豚肉も食べます。

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Bakso

肉団子入り春雨スープ。インドネシアの軽食ですね。おかわりしてた人もいました。これは揚げワンタンがついてます。真ん中のは厚揚げにえびのすり身のようなもちもちしたものが入ってて、個人的に大ヒットでした。テーブルのいろんな調味料で自分の好きな味にするのはアジアン・ヌードルのお約束。

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イカン・ゴレン

魚の素揚げ。サンバルソースをつけてもらいました。このサンバルがおいしいの!

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鶏のもも肉の素揚げ。皮はパリっとしてて、お肉もジューシーでとってもおいしい!東南アジアの鶏はブロイラーじゃないからおいしいのです。

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揚げ物はすべてこの中華鍋ひとつで!

ウブドのカフェ

ウブドでは午後どうしてもコーヒーが飲みたくて、いろんなカフェに行きました。コーヒーだけは、ローカルのは薄いので、ヨーロッパスタイルのが飲みたいのです。こういうときって、つくづくカフェインに依存してるなあと思います。1日1杯飲まないと、頭がぼーっとしちゃう。

ウブドでカフェにはいろいろあるけど、コーヒーがおいしかったのはカフェ・モカ。エアコンも効いてます。

これはMurni's Cafe。サービス料が含まれているのに、チップを置けと強制したおばちゃんに興ざめしてしまったけど、それ以外はいとナイスなカフェ。

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バリのバナナ・パンケーキはみんな緑色。東南アジアではパンダン・リーフを使う緑色のお菓子が多いですね。パンケーキというかこれはクレープ。おいしかったです。

クルンクン

マスク美術館の後はウブドに帰るチームと、さらに遠出して観光を続けるチームに分かれました。

私は観光チームに参加。ウブドから車で1時間ほどかかるクルンクンという17世紀から300年ほど続いた王国のあった街に行きました。

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Kerta Gosa宮殿の王族の休憩所


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この建物は後に裁判所として使われたそうで、屋根全体が刑罰をあらわす細密画で覆われています。

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現在のバリの細密画のもとになるカマサン・スタイルの絵画

マスク美術館

オーガニック・カフェへ行ったその日の午後はみんなで車をチャーターし、マスク美術館へ。インドネシア中のマスクのコレクションが見られます。

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マスクだけでなく、ワヤン・クリ(影絵芝居)に使う人形、ワヤン・ゴレ(人形劇)に使う人形なども膨大な数で収集されています。

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こんなセットまで!キリスト教の伝道に使ったんでしょうね。

インドネシア政府は芸術の保護に全然熱心ではないので、こういう文化の保護活動はほとんど個人(特に外国人)が私財を投入して行っているそうです。
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