ラオス

ビエンチャン(3)

ビエンチャン3日目はハノイへ移動する日。

朝はホテルのどうでもいい朝食を無視して、すぐ近くのローカルなお店でカオピヤックを食べることに。

あ、その前にコンビニで買ったヨーグルトを食べたんだった。フランスの影響か、ここのヨーグルトもおいしい!

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ラオスに行ったらぜひお試しを!

カオピヤックのお店。

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カオピヤック(米麺)は野菜たっぷりでやさしい味。

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ビエンチャンの朝の風景
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路上で売ってた箒。ほしかった・・・
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午前中はお寺を回る。ワット・シーサケート。1824年に建立。
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木造のいい感じのワットですね。

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安置されている仏像は9000体にもなるそう。

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なんだかほっこりする仏像。
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次はワット・ホー・パケオ(1563年建立、1942年に修復)。

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こっちのワットは観光客がすごく多い!

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中は博物館(撮影は禁止)。

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お昼にはちょっと時間が早いけど、お気に入りのベーカリーLa Bannetonでクロワッサンの食べ収めをしてから空港へ。このクロワッサン、ほんとにおいしいの!

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ああ、写真見るだけでまた食べたくなる!

食べ物に関してはフレンチに始まりフレンチに終わったビエンチャンでした。

ビエンチャン(2)

ビエンチャンの次の日の朝ごはんはFamily Hotelの下にあるレストランで。

時間が遅かったのか、がらがら・・・
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私はオムレツ。
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Donちゃんはお粥。お腹をこわしたあとだけに、これはうれしかったようです。
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朝ごはんの後は散歩に出ました。

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パトゥーサイという戦没者慰霊塔。パリの凱旋門がモデル。

パトゥーサイを左に見ながらまっすぐ行くと、ビエンチャン最大の市場タラート・サオがあります。

中は食堂、織物のお店、電化製品、食料品などなど。

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織物のお店。生地もよりどりみどり。
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バスケット好きにはたまらない
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タラート・サオの裏にも食料品の巨大な市場が広がり、活気にあふれています。
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後姿の女性がはいているラオスのスカート、いいなあ。

歩き回って疲れたので、トゥクトゥクと交渉して、レストランへ移動。ビエンチャンは外国人旅行者が多いから、トゥクトゥクは非常にぼったくりが多いので、まともなドライバーを根気よく探すこと。

チェンマイから、イーサン料理がずっと続いていたのと、ビエンチャンはおいしいフランス料理が安く食べられるので、今回はフレンチを食べることにしました。

レストランの名前はLe Vendome。
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スープかサラダ、メインディッシュ、デザートとコーヒーがセットになったランチにしました。

Donちゃんはアスパラのスープ
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シンプルだけど絶妙な焼き加減のお肉。
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私の前菜のニソワーズ・サラダ。
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メインのお魚とマッシュ・ポテト
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デザートのクレムブリュレとエスプレッソ。おいし~い!
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おいしいフレンチを堪能して、一人42000KP(500円以下!)。

フランスに行ったときは高くておそるおそる食べたフレンチも、ここでは気軽に食べられます。もちろん味は地元フランス人のお墨付き。

ランチの後は辺りをぶらぶら。VIENTIANE 2010 171

フランス料理を食べたすぐ後にワットを見ている不思議。

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地元の人が通うスチームサウナがありました!
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入り口で料金を払います。スチームサウナは約1ドル、サウナの部屋は男女別になってます。入り口でサロンをくれます。

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中はハーブのいい香りの蒸気がたちこめていて、かなり熱め。

シャワー
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ここで冷水を浴びてはサウナに入る、を繰り返します。
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涼む場所にはお茶もあります。地元女子はスクラブ持参で、念入りに塗りつけてました。
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私はこの後全身スクラブもやってもらいました。施術中は粗い粒が痛くてものすごーくひりひりしたけど、終わったらつるつる。

このサウナはあまりにも気持ちいいので(Donちゃんが超気に入ったことは言うまでもありません)、午後いっぱいここですごしてしまいました・・・ 地元の人とまったり過ごすには最適の場所です。

このBan Chanthaburi SaunaはChao Anou Rdから路地を入ったところ。Steam Saunaのサインが出てます。

夕暮れのメコン川。乾季なので川ははるか向こう。

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堤防沿いに屋台がたくさん出てます。おいしそう。
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町の北の端の通りPhai Nam Rd.、国立競技場近くには屋台が並ぶエリアもあります。
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この国では飢えるという心配はなさそう。
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この屋台街はにぎわっていたけど、そこで食べてる人はあまりいなくて、どちらかというとお持ち帰りする人が多いみたい。

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蒸し物ですね。

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おいしそうなお惣菜!

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グリルしたお肉。

しかしラオス最後の晩御飯はやっぱりフレンチ!ということになり、ロンリープラネットでお勧めのLe Terrasseeというフレンチ・レストランに行ったのでした。

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昼間はこんな感じで外でも食べられます。

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バゲット、おいし~い。

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フレンチ・オニオン・スープ。さすが。本場の味。

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私は軽めにナスのミルフィーユ仕立て。ゴートチーズがおいしい。ラオスはトマトがしっかりトマトの味がするから、サラダがおいしい。

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Donちゃんのメインはダック。これも絶品。ソースはさすがフレンチ。

デザートはぐっとがまんして、エスプレッソだけ。
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お腹を壊してから自重している人。

普段は敷居が高いフレンチも、ラオスではお手軽な値段でおいしく食べられます。特にビエンチャンは在住フランス人が多いので、味も本格的。これは今回の旅行のうれしい発見でした。

ビエンチャン(1)

12月27日はラオスの首都、ビエンチャンへ移動。飛行機で40分。あっという間です。ルアンプラバーンからは川を下るという方法もあるようです。時間はかかるけど、いつかやってみたいな。

国内線のターミナルは非常に質素ですね。
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荷物が出てくるところは回りません。直線で終わり。

タクシーで市街へ。泊まったのはナンプ広場に近いファミリー・ホテルというところ。
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長屋のように細長ーいホテルで、おそらく両端の部屋しか窓がないみたい。私たちの部屋は一番奥だったので、窓もあって、快適。ただし他の部屋は窓がなく、廊下に面して窓があるので(意味不明)、他の部屋からのテレビの音が筒抜け。隣の部屋のテレビがあまりにもうるさいのでフロントに言って、注意してもらいました。

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バスタブなし。シャワーとトイレの区切りがないので床は濡れます。まあ朝食つきで一泊30ドルだとこの程度でしょう。

ビエンチェンはフランス人の多いところで、フランス料理が安く食べられるのです。お昼はルアンプラバーンですっかり気に入った同じカフェLa Bannetonのビエンチェン店へ。Nokeo Koummane Rd.にあります。この辺はカフェがたくさんあります。

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Donちゃんのお腹の調子がまだ悪いので、パンだけ。私はサラダにしました。

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ドレッシングがこれまたおいしくて感激。45000KP。ラオスのサラダはどうしてこんなにおいしいのか。

Donちゃんのパンだけセットも4種類のおいしいパンが食べられて満足。
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ビエンチェンは首都だけどたいして大きな町ではなく、一応都会だけど、なんとなくのんびりしてます。

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夜は食堂街もチェックしたけど、いまいち食べたいものがみつからず、ストリート・チルドレンの職業訓練をしているレストランMakphetに行きました。

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タイ料理のお店です。二階に上がると靴を脱いでくつろげます。

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トレーニング中なのか、オーダーを取りにきた女の子を横でトレーナーがしっかり見てました。英語はちょっと難しそう。でも注文をしっかり繰り返してくれました。

ラーブ(スパイシーなひき肉の料理)とカオニャオ。
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鶏のサラダ。
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パパイヤのサラダ
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どれもすごくおいしかったです。ここは1/2の量でもオーダーできるのがナイス(それでも結構量が多い)。全部で125000KP。ストリート・チルドレンをサポートしたい方はぜひ。ワット・オントゥの裏にあります。隣はVilaylucというラオ料理のお店。

ルアンプラバーン(3)

12月26日。朝ごはんはホテルの朝食。

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焼きたてのバゲットとクロワッサン。卵は自分の好きなスタイルに作ってくれます。おいしい!

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フルーツもおいしい。

この日は午前中に王宮博物館に行きました。
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王族が使っていた部屋や家具が見られます。王族は1975年に王制が廃止され、共和制に移行するまでここに住んでいたそうです。中は撮影禁止ですが、一見の価値あり。各国から贈られた贈り物の展示もおもしろかったです。ドイツからのトランジスタ・ラジオとか、アメリカからのレコードプレイヤーとか。車庫には王族が使っていたアメリカ製の古い車もありました。ジープは日本製。

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前回(2007年)来た時は、ここで伝統的なダンスを見たんでした。

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王宮のワットの中は豪華絢爛。

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天井にあったレリーフはどことなくヒェロニムス・ボッシュを思わせる・・・

ルアンプラバーンにはお寺がいくつもあります。そのどこにも見られるラーイラーオと呼ばれるインドやクメール美術の影響を受けたラオスのデザイン。
中でも守護神とされる龍の装飾はとても洗練されています。
自然の中に存在する美しい形態を抽出しているのだそうです。
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お昼ごはんはカーン川の景色を見ながら。カーン川沿いにはレストランがたくさんあります。
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眺めがよくて、庶民的なお店に入りました。

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めちゃめちゃおいしいココナッツ・シェイク

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鶏のPat Pet。とてもおいしい。

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おなじみサイウア・ソムという手作りソーセージ。これはうまいんだな~。

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カオニャオ。もち米はこんなかわいい籠に入って出てきます。

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たけのこの肉詰めフリッター。これはちょっと衣が厚くて油っこかった。

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朝顔の茎の炒め物。シンプルな炒め物だけど、どこで食べてもおいしい。

それにしてもちょっと食べすぎ・・・

食事の後はこの橋を渡って、向こう岸に行ってみました。
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外国人からはお金をとることにしたらしい。どうってことない額だけど、有料と聞いてやめる観光客多し。

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川遊びをして帰る子供

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こんな道が続いてました

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川の向こう岸には普通の民家が続きます。やっぱり旧市街の方は完全に観光客しかいないんだな。雰囲気がぜんぜん違います。鉄橋を渡ると、市街に出ました。

だいぶ歩いたのでマッサージを受けることに。格安だから文句は言えないけど、ティーンエイジャーがやってくれる可もなく不可もない素人っぽいマッサージでした。

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その後、どうしても前日のクロワッサンが忘れられず、同じカフェへ。
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チョコレートが入ったクロワッサンを二人でシェア。

その後はお土産など買うためぶらぶら。ラオスのテキスタイルのお店は相変わらず素敵。
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この日の夜はさすがにおなかも空いていなかったので、屋台のクレープで済ませました。ハムとチーズ、レモンと砂糖のクレープにしたんだけど、どうもこれはいまいち。
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そして今までの暴飲暴食のつけがきて、この日の夜、とうとうDonちゃんはおなかをこわしたのでした。あ~あ。でもこれで学習してくれるといいな・・・

ルアンプラバーン(2)


朝は僧侶の托鉢を見るため早起きしました。朝6時は寒い!僧侶は素足です。

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女性は炊きたてのもち米やいろいろな食べ物を一人ずつ鉢に入れます。

初日の宿の朝食はひどいものだったので、外で食べました。朝からおいしそうな屋台が出てます。これはいろいろな肉をBBQにして、サンドイッチにしてくれるお店。

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野菜を挟んでソースをかけてくれます。

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コーヒーとサンドイッチで15000KP。

その後次の宿を探し、やっとみつけたのがここ

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Luan Prabahn Mekon Hotel

ルアン・プラバーンのホテルは軒並みすごく値上がりしてます。メコン川に面したこの宿は一泊90ドル。でもすごくきれいでスタッフもとても親切(ルアン・プラバーンはどこでもスタッフは親切だけど)。

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部屋のすぐ外には道に面してテーブルと椅子があって、メコン川をながめながら過ごせます。

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電気ポットがあって、いつでもお茶やコーヒーが飲めます。


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大きなバスタブもうれしい。アメニティも充実してます。静かで居心地のいいホテルです。

チェックインは1時ぐらいにできるということなので、いったん前のホテルをチェックアウトし、荷物だけ預けて散歩に出かけました。

あ、そうだ。カオ・ソイで有名なお店に行かなきゃ。お昼前には売り切れちゃうのです。

昨日はなかったおこしもあります。これを割ってスープに入れると超おいしい。ハーブもたっぷり入れます。

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案の定食べてる間に売り切れのサインが出てました。昨日の路上のカオ・ソイよりも上品な感じ。私は路上の方が好きです。こちらは15000KP。路上で食べたのは10000KPでした。

このおこしはもち米を丸くして天日で干したもの。路上でこんな風に干してるところをよく見かけます。
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ルアン・プラバーンは小さな街なので、どこへでも歩いていけます。これは街の端の、メコン川とカーン川が合流するところ。

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気持ちい~い!

カーン川の眺め。
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子供がなにやら騒いでます。
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虫を見つけたみたい。

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ははは。閉じ込めたつもりなのね。

ずいぶん歩いた後、休憩にフランス風のベーカリーに入りました。Le Bannetonというお店。
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私はクロワッサン
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ここのクロワッサンはパリパリで、中はしっとり。バターが効いてて、本物です!こんなおいしいクロワッサンはめったに食べられません。9000KP。

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Donちゃんはりんごのタルト。どれも絶品。さすがフランス仕込み。コーヒーもおいし~い!

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あまりにおいしいのでデニッシュを追加する人。

ホテルに一旦戻り、着替えて(ルアンプラバーンはこの時期日中と夜の気温差が非常に激しいのです)、日没を見にルアンプラバーンを一望できる小高い山、プーシーに登ることに。328段の階段を登ります。

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みんな日没を見たいのですごい混んでる!

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いい眺めです。

この日はクリスマスだったので、路上ではなく、静かなところで食事をすることにしました。

お店の名前はCafe Tiou。数年前にここで朝食を食べたことがありました。

お肉の入ったラオス料理セットとベジタリアンのラオス料理セットの2種類をオーダーしました。

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肉入りのセットの方の前菜は春雨入りスープ。いい出汁がでてておいし。

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ベジタリアンのセットの前菜はサラダ。少し甘いドレッシングがめちゃおいしい!フレッシュな野菜がたっぷり。東南アジアのサラダは時にびっくりするくらいおいしい。毎日食べたい!

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メインはいろいろな郷土料理が8種類、少しずつ食べられて、とってもうれしい!
キャンドルライトで、雰囲気もサービスも味も言うことなし。オーナーは素敵なお兄さんでした。

デザートはフルーツ。コーヒーか紅茶がつきます。お肉入りのセットは80000KP、ベジタリアンのセットは75000KPと大変リーズナブル。
大満足のクリスマス・ディナーとなりました。(1USD=8000KP)

最後に別のお店でDonちゃんがどうしても特別にデザートを食べたがり(クリスマスに思い入れがすごくある人なので)、トロピカル・フルーツのクランブルとお茶で締めくくりました。

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ルアンプラバーン(1)


チェンマイからラオ・エアの直行便でなつかしいルアンプラバーンへ!

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乗り合いタクシーで予約しておいた宿へ。

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ハイシーズンのため、やっと見つけた部屋。Donちゃんは気に入らない様子。

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あたりはバックパッカー御用達の安宿が並ぶエリア。私はいいと思ったんだけど、とりあえず一泊して、次の日別の宿を探すことに。

夕方だったので、ナイトマーケットをぶらぶら。

食べ物屋さんが並ぶ路地に入ると、おいしそうなものがいっぱい!

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しばらくすると一番奥のほうに、私がアジアの麺の中で一番好きと言っても過言ではない、ルアンプラバーンのカオ・ソイを見つけました。

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幅広の麺にピリ辛の肉味噌がたっぷり。ああ、これこれ!チェンマイのカオ・ソイとはぜんぜん違う味です。ほんとにおいしいの。スープまで飲み干します。このカオ・ソイはラオスでも、ここルアン・プラバーンにしかありません。

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Donちゃんはその後BBQした豚肉も買いました。

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ナイトマーケットをうろついた後、デザートにクレープの屋台を発見。

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これもタイのロティにそっくりですが、こちらはフランスの影響を受けたラオスのクレープ。コンデンスミルクと中のバナナは同じですが、油が少ない分軽め。大人気でした。

ラオスの識字運動

滞在していたゲストハウスの近くに識字運動のボランティア団体、Big Brother Mouseのオフィスがありました。やっているのは出版社の元経営者、今は引退しているサーシャというアメリカ人男性です。

ラオスの識字率は60%程度。小学校の卒業率は40%くらいだそうです。

ラオスではそもそも字を読むことはめんどうなことだと考えている人が多いらしく、欧米のバックパッカーがバスの乗り継ぎを待つためにバス停で分厚いペーパーバックなどを読んでいると、なんであんな苦労を自らするのか理解できない、と思うそうです。

字を読めるようになるということは契約などでだまされない、という実生活上のメリットだけでなく、知識を身につけるためになくてはならない技能です。ところがラオスには本や新聞などを読むという字を読む習慣がありません。だいたいラオス語での出版物がほとんどない(一年に10タイトルほどしかラオス語の出版はないそう)。特に子供向けの本はまったくといっていいほどないそうです。子供の時に絵本などを読んで、楽しいと思う経験がないと、字を読むことは苦痛以外の何ものでもないと思うようになることは想像にかたくありません。

そこでこのBig Brother Mouseでは、ラオ語で子供向けの本を出版することを目的として活動しています。まずは英語の絵本をラオ語で訳して、イラストは現地の子供に描かせて(これが上手い!)出版するというのが一つ。でもこれは著作権の問題などがあっていろいろ難しいそうです。それで何か英語でショートストーリーを書いてくれる人を探しています。それをラオ語で出版するのです。寄付金で援助することもできます。たとえば150ドル寄付すると、1冊1.5ドルの絵本を100冊買い上げて、ラオスの子供に配ることができるわけです。Donちゃんは帰国してからPaypalでさっそく寄付しました。

もう一つの活動は英語を教えること。旅行者でもこのボランティアは簡単にできます。DonちゃんもBちゃんも、時間があればボランティアをしてました。特にBちゃんはプロですから。私も教室がなかった日に一度行って、ラオスの若いお坊さんたちと会話の練習をしました。これは毎日午前中と午後、時間帯が決まっていて、ラオスの子供も大人もふらっと立ち寄ることができます。学校の授業と、あとは独学で英語を勉強しているというラオスの若いお坊さんは、英語を話す機会があることをとても喜んでいました。そのうちにわらわらと人が集まってきたので、Donちゃんは、大人数を相手に英語の本を読みました。みなさんもルアンパバンに行かれたら、ぜひ一度Big Brother Mouseに立ち寄ってみてください。親切なラオスの人たちにほんの少しお返しができます。

カヌーツアー

私は旅行先では必ず料理教室に行くし、マーケットは一日見てても飽きないし、心ゆくまでいろんなお店を見てまわるのが(買っても買わなくても)好きなので、一人で単独行動することが多くなります。Bちゃんと旅行するとDonちゃんをほっておくという罪悪感なくますます自由に勝手なことができるので、そういう意味でもいてくれるととてもありがたい。BちゃんはBちゃんで別行動をとることもあるし、3人の旅行というのはけっこういいバランスかもしれません。

私が織物教室に行った日、DonちゃんとBちゃんはカヌーツアーを見つけてクアンシーの滝というルアンパバンから32kmのところにある滝に行きました。

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ガイドの人はとってもいい人だったそうです


普通はバスやトゥクトゥクで行くところ、わざわざミニバスで上流まで行って、そこからカヌーで川を下って滝に行き、帰りはまた滝から川を下って帰ってきます。

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ガイドさんがちゃんとランチも用意してくれます



何しろDonちゃんは水があれば入りたがる男なので、それはそれは楽しかったようです。天国のようだったと言ってました。

水が冷たいのでBちゃんはここでは水に入らなかったのですが、帰りに川の急流でDonちゃんとBちゃんの二人乗りのカヌーが転覆し、結局Bちゃんもずぶ濡れに。風邪ひかなくてよかった!Donちゃんはまた帽子を失くしたのでした。。。

織物教室(2)

この教室に参加すると、実際に機織をしてランチョンマットぐらいの大きさの織物を織ることができます。気分はまさに鶴の恩返し。ぎー、ばったん、ぎー、ばったんと、つうになった気分です。よひょう、絶対私が機をおるところを見てはなりませぬ。3日3晩、徹夜ですよ!しかしやってみて初めてわかりましたが反物一反織るには相当時間がかかりますよ。さすがつう。尊敬します。

機を織るといっても通訳の人と、もう一人の女性が両脇につきっきりになってくれるので、手取り足取り、ずーっと見ていて間違ったらやりなおしてくれます。

それなのに!むずかしいっ!!足は右左とペダルを踏み替えながら、手は糸を右から左、左から右に渡し、そのたびにぱたんぱたんと糸をきつく重ねていきます。10cm織るのに1時間くらいかかったでしょうか。20cm織れたところで模様が入ります。この模様をつくるのには別の女性が登場。恐ろしいスピードで、なにやら縦糸を操作しています。これはまさにコンピュータのプログラミングです。

彼女の頭の中には縦糸をどこでどうしてどうやったらその模様になるか、全てプログラミングされています。お手本とかマニュアルはなく、手が全て覚えています。そしてそのようにプログラムされた機に、また横糸を渡していくと、本当に模様が浮き出てくるのです。すごい!すごすぎます!!

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この地模様はよく見るパターンですが、簡単ではありません(私には)。どこでどう向きが変わるのか、すべて頭の中に入っていて、それを縦糸にしかけておいて、あとは横糸を渡していけば模様ができるようになっているのです。私には何が起こっているのかさっぱりわかりません。

そもそもコンピュータの起源はオルゴール。あのところどころ穴のあいたパンチングシートがもとになっているそうです。そしてそのパンチングシートの起源はこの機織機。縦糸をいくつかつまんだところに横糸が入って、模様を作るわけです。つまり機織機こそコンピュータのルーツなのです。

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たまにパターンらしき図が紙に描いてあるのを見ましたが、ほとんどの女性は何も見ず、おしゃべりなどしながらものすごく複雑な作業をしています。恐るべしです。continuous patternは一番上の写真のパターンように縦糸をプログラミングしておいて、同じ糸で繰り返し模様をだすものです。discontinuous patternと呼ばれるのはほとんど刺繍のような感じで一段一段、一色ごとに、少しずつ模様を別糸で入れていくのでそれはそれは手間がかかります。

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都市の女性はいざ知らず、ラオスの村に住んでいる女性はほぼ全員機を織れるそうです。これはすごいことだと思いました。



お恥ずかしいかぎりの完成品。端がぐちゃっとしてます。糸を返すときに引きすぎたりゆるすぎたりしているせいです。これを織るのに4時間近くかかりました。午後ずーっと織り続け、休憩もなかったので終わったときはぐったりしていました。頭と体を同時に使い続けていたので無理はありません。町に戻ってからコーヒー屋に走ったのは言うまでもありません。

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この教室の体験から、いっそう織物のありがたみがわかるようになりました。複雑な模様なんか見るとひれ伏したくなります。下手に値切ろうなんて思えません。

織物教室(1)

料理教室に参加していた人から織物体験教室があると聞き、ラオスの織物にすっかり魅了されていた私はすっかりその気になり、さっそく調べて行ってみました。織物をいろいろ扱っているお店が主催しています。通訳の女の子とお店で待ち合わせし、その日の参加者は私一人なので、彼女のバイクで村へ。(前の日にゲストハウスの受付の男の子がバイクの事故で足にすごい傷を作ってたのをみてたので、凸凹の道を走るときはちょっと怖かったです。)

村へはバイクで10分くらいで着きました。6?7人の女性が機を織っています。この織物村のオーナーはイギリス人の若い女性。彼女が組織した織物村でラオスの女性が何人か集まって織物を作っています。出来高制で買い取って、お店で売っているようです。そしてその村で旅行者も一日織物体験ができるようになっているのです。

まず午前中は生糸を染めます。染料はインディゴ、木の皮など、すべて自然のものです。

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鍋に染料を入れ、生糸を入れて染めます。


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水ですすぎます。煮出す時間、染料の新しさによって濃さや彩度が変わります。先生が染める工程を説明してくれます。

この染めた糸は干して乾かすので、その日の織物には使いませんが、お土産にもらってきました。乾かしている間に糸を糸巻きに巻きつける作業を体験。下のビデオの女性(通訳兼ガイド)がやっていることをそのままやるのです。



片手で糸車をまわし、片手で糸巻きに均等に糸が巻きつけられるように調節します。簡単そうで、実はしょっちゅう糸がからまったりして難しかったです。からまるとこの女性が直してくれます。この糸巻きの機械も機織機も材料がものすごく簡素というか、自然のその辺にあるものを集めて作ったという感じのものばかりなのです。たとえば糸巻きは葦のような植物の茎を乾燥させたもの。中の空洞が大きすぎたりしたら、わらを1?2本入れて穴を小さくしたり、長すぎたら手でぼきっと折ったり。その辺の小枝をあつめて作ったような器械なのです。それでいていろいろなパーツがあり、結構複雑。すごいなあ、と感心しつつ、なんとか自分がこれから織る織物の糸を自分で糸巻きに巻きつけました。

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午前中、染色を見て、糸巻きの作業をした後、織物村のみなさんと一緒にお昼ごはん食べました。メニューは炭焼きの魚、スープ、唐辛子をつぶした辛いチャツネのようなもの、青菜の炒め物、そしてもちろんカオニャオ。シンプルだけどとてもおいしかったです。

そして午後はいよいよ機織に挑戦!
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