カンボジア

カンボジアで食べたもの

旅行すると、その国の食べ物がおいしいとかまずいとか、自分の経験で言ってしまいがちですが、どの国にもおいしいものはあって、たまたま行ったレストランがあたりかはずれかというだけの話。で、今回のカンボジアの食べ物はどうだったのかというと。。。

大当たり?????!!!!

初日の昼ご飯に入った街の食堂があまりにもおいしかったので、2日間の間に3回通いました。お店の人も食事の時間になると戻ってくるこの3人に笑ってました。

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お店はオールドマーケットの近くで通りに面した庶民的な食堂。メニューはほんとうにいろいろあって、選ぶのが一苦労なのに台所で料理しているのはどうみても1人か2人。できたものから一皿ずつ出てきます。

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これはバナナの花のサラダ。茹でた鶏、ピーナッツ、赤唐辛子が入ってます。甘酸っぱいピリ辛味でさっぱりしていくらでも食べられる味。タイのサラダの味付けに似ています。

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米の粉で作った幅広麺。ダシが最高においしい。にんじんやじゃがいもが入っていて、外食続きで疲れた胃にやさしい!

その他この店で特においしかったもの:なすとひき肉の炒め物、卵麺の焼きそばみたいな料理、ザボンのサラダ、はすのサラダ、炭火でトーストしたバゲットにひき肉と野菜をはさんだサンドイッチ(Donちゃんがあまりにも気に入ったので2回リピート)、フィッシュカレー、揚げた魚にココナッツミルクソースをかけたもの、空芯菜の炒め物、など。ココナッツシェイクもおいしかった!今度またアンコールワット観光に行くことがあったら、絶対またここで食べます。

その他マーケットの中の甘味屋さんで食べたかぼちゃのプディング(カキ氷とココナッツミルクをかけてくれる)も激ウマでした。
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指をさせばすべて通じます。


カンボジアは隣接するタイやベトナムと共通する料理がたくさんあります。タイ料理に似ているのはサラダや春巻き、クイティアウという米の粉で作る麺。ハーブをたくさん使うところ、魚を甘辛く煮るなどはベトナム料理に煮ています。とにかく今回は2日間しかなかったにもかかわらず、おいしいものをたくさん食べることができました。

シェムリアップは近年外国人観光客がものすごく増えているため、外国人向けのレストランがどんどんできていて、いかにもな外観のレストランが並ぶLAのサンタモニカプロムナードかと思われるような通りさえあります。そういうところは見向きもせず、カンボジアに行ったらぜひ庶民的な食堂や屋台で食べることをおすすめします。

水上の村  floating village

二日目は朝5時起き(!)で、パンジーさんおすすめの水に浮かぶ村の見学に。ホテルの人は親切で、朝ごはんはお弁当にして持たせてくれました。

まだ暗い中、人々が起き出して火をおこしているのをよく見かけました。ガスや電気や水道がないんです。一部屋の小屋にだいたい10人くらいの家族が住んでいるといいます。たんすもテーブルも台所もないような、いまにも倒れそうな小屋もたくさんありました。いくつかの鍋と今着ている洋服だけが財産、というような暮らしを目の当たりにしました。
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水上の村はカンボジアの中央にあるトンレサップ湖までは車で30分ほど。ボートに乗り移ります。乾季と雨季で水面積に3倍の差があるというこの地域では、家が水に浮かぶように作られています。ボートの上に家屋をそのままのっけた感じ。

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朝学校へ行く子供たち。上手に船を漕いでいました。


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雑貨屋さん、八百屋さんは船で水上家屋を回ります。日本から寄贈された学校も浮いていました。制服を着て学校にいる子供たちはとても楽しそうでした。

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船を下りて歩きました。活気あふれる朝の村の様子。


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小魚はフィッシュソースなどの原料らしいです。ベトナム人も10月から5月はここに漁にやってくるそうです。

途中でワニの養殖をしている水上家屋に立ち寄りました。ワニはハンドバックや靴になるために日本に輸出されるんだそうな。

カンボジアに行くまで、この国のことは何も知りませんでした。ガイドブックでにわか勉強しましたが、見たのはシェムリアップだけなので、他の町や村の様子はわかりません。この国は90年代に入るまで内戦が続いていました。平和になって、安全に観光ができるようになったのは本当につい最近のこと。平均年収は330ドル。この国では成功しているであろうガイドのパンジーさんも自分は一生外国になんて行けないと言ってました。カンボジアの人々が貧しいのは事実です。でも人は本当に親切でやさしく、やっと来た平和を心から楽しんでいるような印象を受けました。数年前に行ったエストニアの人から受けた印象と同じです。


バイヨン

アンコールワットの後、お昼ご飯を食べてからホテルに戻り、少し休憩。そして午後またパンジーさんに迎えに来てもらってアンコール・トム(大きな街の意味)を観光。城壁に囲まれたアンコール・トムの中心に王宮バイヨン(12世紀末)があります。
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アンコール・ワット(12世紀前半)が東大寺だとすると、バイヨンは京都御所といったところなんだそうです。この建築様式も違って、また全然違う雰囲気です。

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観世音菩薩の顔がいたるところに。


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バイヨンのレリーフもすばらしい。


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風化で崩れてしまったところもたくさんあります。世界中から遺跡修復のチームが集まっています。フランスはもちろん、中国、アメリカ、イタリア、スイス、日本もいろいろな団体が携わっていました。

アンコールワット

去年の12月にカンボジアのアンコールワットに行ってきました。シンガポールから2時間くらいで、アンコールワットのあるシェムリアップで直行便が飛んでいます。日本に帰る前日まで2泊3日の強行スケジュールでした。

時間がないこともあって、現地のガイドさんをつけることにしました。規則によって、ガイドさんと運転手は別料金。運転手さんはガイドができないきまりです。初日はガイドのパンジーさんと、運転手をお願いしました。空港まで迎えに来てもらい、すぐにホテルへ直行。ホテルへ行くまでの道路には雨後のたけのこのように建築中の同じような外観のホテルが並んでいます。観光化の勢いはすさまじいようです。荷物を降ろしたらまず朝ごはん(着いたのが朝8時だったので)。ホテルのすぐ隣の食堂で(詳しくは食べ物編で)。

その後すぐにアンコールワットへ。まず一日観光パスを買います。ガイドのパンジーさんによると、正門から入ると込んでいるので反対側の門から入るとのこと。そのおかげで人影もまばらな静かなアンコールワットを初めに見ることができました。

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ガイドのパンジーさんは英語が上手。独学で勉強したそうです。要所要所を効率的に案内してくれる頼りになるガイドさんでした。

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壁面をうめつくすデバター(女神)のレリーフ。どれも実際の女官がモデルになっているそう。いろいろな表情やポーズがあり、装飾品、身につけているものもそれぞれ違っていて、見ていて飽きません。

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回廊のレリーフはマハーバーラタやラーマーヤナの絵巻物。パンジーさんが当時の生活を反映するようなポイントを紹介してくれました。

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こういうところを登ったり降りたりするんです!体力があるうちに行くに限ります。パンジーさんは慣れたものですいすい先に行きます。アンコールワットに行く時は、歩きやすい靴が必需品です(といっても現地の女の子はくるぶしまでの長いスカートにサンダルで登ってましたけど)。

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