ガムランのメンバーの1人、Gはインドネシアの織物の研究家。ウブドでは、彼女も設立に携わったThreads of Lifeという名前の団体の、インドネシア織物センターに連れていってもらいました。

Threads of Lifeはインドネシアの織物技術、染色技術の伝統を伝え、そのために必要な自然を保護し、織物に携わる女性にフェアトレードで収入を確保し社会的地位を向上させ、インドネシアの織物の芸術性を伝える活動を行っている非営利団体です。前にも書きましたが、インドネシアでは伝統や芸術の保護はこのような個人や外国人が組織するグループの努力に頼っています。

ギャラリーはすばらしい織物の宝庫。ここではインドネシアのいろいろな場所から集められた織物を鑑賞、購入することができます。島や地域によって織物はものすごく個性があって、デザインも多様です。

展示された織物は全て天然素材100%、染色も自然の素材を使ったものばかり。マスターと呼ぶにふさわしい織物名人の女性たちの作品だけあって、どれもすばらしいデザイン。それでいて鑑賞用の美術品とはちがう、生活の一部になるために作られた日常品なのです。それが今まで現地では芸術品として扱われてこなかった理由でもあるわけですが。

私もThreads of lifeの活動の主旨に賛同して(言い訳か)、一目ぼれしたSayutと呼ばれる藍染めの織物を買いました。

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ここでは購入した織物に、作者の名前と写真、織物についての詳細な説明がつけられています。そういえばこれまで織物に作者の名前がついているなんてことはありませんでした。

手紡ぎのコットンで織られたgedogと呼ばれる織物にろうけつ染めの手法で藍を染めていったものです。中央ジャワは自然染色の織物の伝統が残る数少ないコミュニティーが残っています。

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モチーフはLok Chanと呼ばれ、明朝時代のジャワと中国の交流を表しているそうです。

Thread of Life Indonesian Textile Arts Center
10am-7pm everyday or by appointment
Jalan Kajeng 24, Ubud, Bali 80571, Indonesia
Tel: +62-361-972187