6月16日はナプフリオン(Ναύπλιο)に移動。バスで2時間半かかります。ギリシャのペロポネソス半島を移動するにはバスしかありません。鉄道はテッサロニキなど、北部に行くときだけ。アテネのバスターミナルは地下鉄で行けないのでちょっと不便です。しかもまったくオンライン化されていないので、事前にスケジュールがわからない。乗り継ぎを調べたくても、その駅まで行かないとわからないと言われる始末。移動の手段がバスしかないんだから、もうちょっとちゃんと整備してもよさそうなものなのに・・・

まあナプフリオは直行便が頻繁に出ているので問題ありませんでしたが・・・

途中コリント運河を通るなあ、と思っていたら、突然運河をバスが渡っていて、写真を撮るひまもありませんでした。観光バスならとまって写真を撮らせてくれるんでしょうが、普通のバスなのであっという間に通り過ぎてしまいました。映像はこちらを参考にしてください。

さてナプフリオンに行くというと、アテネの人はみんな、「そりゃいいね?」と言っていました。何がいいのかガイドブックを読んでもいまいちわからないので、期待せずに行ってみましたが、ホテルにむかって歩いていくと、いきなり入り口付近にこんな紋章が!

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ああっ!この翼を持つライオンは!!!!!!!


そうなのです。アルゴリオス湾に突き出た岬をもつナプフリオンは1388年にヴェネツィアに売却されて以来、150年間、ヴェネツィアの支配下にあったのです。

塩野七生ファンとしては、ヴェネツィアと聞いただけでわくわくしてしまうのです。

ギリシャのこんなところにまで・・・やるわ!ヴェネツィア人!さすがよ!ヴェネツィア共和国!

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残っているいくつかの要塞はヴェネツィア人が築いたもの。

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海に浮かぶブルジイ島の要塞


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岬の一番高いところにあるパラミディの城跡。城塞建築の傑作。1686年?1715年にかけてつくられました。でもこの頃にはヴェネツィアはオスマントルコに地中海の制海権をおさえられているのにどうして?

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1812年に始まったギリシャ独立戦争では、トルコ軍に降参するまで、ギリシャ軍がここに15ヵ月篭城した所です。

今でこそ遠回りで道路ができていて車のアクセスが可能ですが、昔は簡単にはアクセスできなかったであろうことがよくわかります。
行きはタクシーで城塞まで行き、帰りは歩いて降りてきました。

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ふう、疲れた。