久しぶりの更新です。5月後半から日本いました。帰ってきて1週間もしないうちに、6月半ばからギリシャに3週間ほど行ってました。

今回のギリシャ旅行はDonちゃんの毎年恒例の学会がギリシャのシロス島であったのに便乗しました。こんな機会でもなければギリシャ旅行なんて考えられませんでした。ギリシャといえばアクロポリスくらいしか思いつかなかったし・・・でもDonちゃんにとってはソクラテスやアリストテレスが暮らした哲学発祥の地なので、思い入れがかなりあり、念入りに計画をたて、かなり強行ではありましたが、世界遺産をいくつも廻る旅行となりました。感想を一言で言うと、ギリシャすごい!ギリシャにこんなに見るべきものがあるとは思いませんでした。というわけで、これから行った町を一つずつ紹介していきます。

<アテネ初日>

6月13日の夜シンガポールを出発し、途中イスタンブールで乗り継ぎ、アテネに着いたのは朝9:30。空港からはアテネ市内に乗り入れるメトロで40分ほど。ホテルにチェックイン。

最初のホテルAthens Gate Hotelは、ゼウス神殿の目の前。屋上のレストランからはパンテノンも見える絶好のロケーションです。

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ホテルの窓から見えるゼウス神殿


初日はプラカ地区を歩き、しばらく歩いているとローマン・アゴラにぶつかり、またどんどん歩いていると古代アゴラに行き当たりました。


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お土産屋さんとレストランが並び、ツーリストでごったがえすプラカ地区


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ローマン・アゴラ(紀元前1C?紀元後2C)の風の神の塔

アゴラはポリスの中の神殿・中央広場がある中心市

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古代アゴラからフェファイストス神殿を望む


へファイストスはオリンポスの神様の中の一人、鍛冶を司る神様です。古代アゴラは建物の基盤くらいしか残っていないのですが、ここでソクラテスやプラトンが演説していたわけで、Donちゃんは感激しまくり。

古代アゴラの中ではアタロスの柱廊博物館があり、当時の建物を再現しています(アメリカ考古学会による)。柱しか残っていないギリシャの遺跡ばかりですが、これを見ると、こういう屋根がついててこんなに立派な建物だったんだなあ、と実感できます。

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アタロスの柱廊博物館


この博物館の中に、昔歴史で習った陶片追放の陶片がありました。今手元にある高校の世界史の教科書によりますと“アテネではクレイステネスが政権をとり(前508年)、国制の枠組みや政治制度を民主化し、陶片追放(オストラキスモス)を始めて民主政の基礎を確立した。”とあります。

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陶片追放の陶片(オストラコン)ってこういうのだったんだー


こういうふうに陶器の破片に僭主になる心配のある人の名前を書いて投票し、これが6000票に達すると、その人は国外に10年追放になったということです。

なんだかいきなり高校のときに大好きだった世界史の授業で習った事柄が目の前に現れて感動しました。