金曜日に神経を抜いた歯の治療に歯医者さんに行った。
やさしそうな紳士の先生だ。
けっこう有名な先生らしいし、応対もとってもやさしくソフト。よかった?。

例によって注射器で麻酔を打つ。ああ、ここ2週間で、いったい何回この注射を打ったことか・・・痛いんだよねー。先生たちはこの注射を打つときに、みんな「ごめんね、ごめんね」と言ってくれる。

神経を抜くために開いた穴をさらに削ったりして、それを上からカメラ付き拡大鏡のようなものでチェックする先生。すごい最新式の機械がそろってるわ?、と感心するも束の間。先生から悪魔のようなお告げが・・・



「ひびが歯根に達してて、救いようがありません。抜歯するしかないです。」



<(゚ロ゚;)>ノォオオオオオ!!


デジタルカメラで撮影した映像を見せてくれる。ひびがくっきり・・・

薬を注入してもひびが貫通しているため、薬がしみだしてしまってまた痛くなることは必須。早いほうがいいでしょう、とのことで水曜日に抜歯することになった。

「だいじょうぶ。一本なくたって何でも食べられます。前歯だけで何でも食べてる人もいるし、インプラントにすれば問題ありませんよ。」

一番奥の歯のためにブリッジにすることもできない。

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死刑宣告を受けたかのようにがっくり肩を落とし、涙をためてよろよろと立ち去る四十路女を先生はどう思ったであろうか。


シンガポールは木曜日から中国の旧正月で4連休だ。水曜日は大晦日ということで、中国系の家族は集まってみんなで大事なディナーを食べる。よって同僚の強いすすめもあって、水曜日の午後の授業をキャンセルすることにした。学生はメールを見て大喜びしていることだろう。


オフィスでとりあえず用事を済まし、お先真っ暗、この世の終わりのような気分で家に帰るとまたずきずきとした痛みがあったので痛み止めを飲む。

身体の中で一番好きな器官をあげよ、といわれたら、迷わず「口」と答える。その中で今まで数々の食べ物を味わうことに貢献してくれた歯。一本だって失いたくない!三叉神経痛かも、と診断された時よりショックは大きい(もちろん三叉神経痛の人が聞いたら怒るだろう。抜歯一本ですむほうが、よほど楽に決まってるんだから)。

ぐれてやる。

やけになった私は栄養のバランスも考えず、鶏の唐揚げを作り、ご丁寧に葱ソースまで作って食べた。

同僚やDonちゃんになぐさめられて、夕方になってやっと落ち着いた。

Donちゃんは水曜日の朝の飛行機でロサンゼルスに行く予定だったが、午後の便に変更して、当日は病院について来てくれることにしてくれた。私が異様におびえているからだ。たかだか歯を一本抜くだけで!(。-_-。)

またもや流動食生活が待っている。水曜日はおそらく何も食べないだろうから体重が落ちることは必須。だから水曜日までに好きなものを食べまくっておくことにした。
明日はまた鶏の唐揚げ葱ソースを死ぬほど食べるつもりだ。
ヤケ食いとはまさにこのこと。