世界に散らばる友達から秋の便りが届く中、シンガポールはもちろん相変わらず暑い。茸だの鍋料理だの世界の季節料理をうらやましがってばかりはいられない。暑くたって、ここはひとつ、滝のような汗を流しながら熱?い料理を食べてみよう。きっと新陳代謝がよくなるはずだ。(注:今日は文体がなぜか壇一雄風だ)

この前買ったキムチがまだ残っていて、何にしようかと考えていたところ、そうだ、スンドゥブにしようと思い立った。善は急げ。イタリアの師匠のレシピもある。スンドゥブ(純豆腐)は韓国の豆腐入りスープ料理でロサンゼルスのコリアタウンで初めて食べて感動したものだ。その店ではパンジャンと呼ばれるおかずが何皿も出てきてキムチもたいへんおいしかった。

結果は大成功。先日作っておいしくなかったできそこないの豚ばら肉の蒸し煮を入れてみた。ああ、おいしかった。コチュカルどばっと入れたのにそれほど辛くなく、本物のスンドゥブ・チゲには及ばないけれど、深い味のスープができた。

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生卵を落としたら急いでかきまわすのだ!