ヘルシンキの後はこれもBiosemioticsの知り合いのいるエストニアへ行った。Tartuという街にある大学でDonちゃんはセミナーを2回、私も主に日本語を勉強している学生向けにレクチャーをした。トピックは初心者でも楽しめるようにということで、日本語のオノマトペ表現について。このために日本のおせんべやクッキーを手提げ紙袋いっぱいに買ってもって行った。実際に学生が食べたり、パッケージに書いてある表現を見たりして、「ふわふわ」や「さくっ」という表現を体験してもらうためだ。

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この右端の学生は、日本人の先生が講義に来るということでわざわざ詰め襟を(なぜ?どこで手に入れたの!?)を着て来てくれたらしい。みんなで「ばりばり」と「ぱりぱり」の違いや「さくっ」と「さくさく」の違いなどを食べながら学んでもらった。とても好評だったようでうれしい。

このTartu大学では日本人のM先生が一人で3年生まで日本語を教えている。エストニアには日本企業も入っていないし、日本語を使うチャンスはめったにないのに登録数は全体で80人ほどだそうだ。これには驚いた。日本語の需要ということについては改めて考えさせられた。

講義の後わざわざ私のところに来て、流暢な日本語で日本に留学したいと語ってくれたNちゃんはまだ大学1年生だが、独学で日本語を勉強してもう上級並みの日本語だ。

この後M先生に夕飯をご馳走になってゆっくりお話できたのも本当に楽しかった。M先生はもうエストニア語がネイティブのようにぺらぺらで、エストニアのこともいろいろ教えていただいた。こんな風に現地の人たちと交流ができる機会はただの旅行ではなかなか味わえない。本当に楽しいTartu滞在となった。