さっそく床にすわり、材料を説明した後で、料理にかかります。
「タイ料理はとってもforgivingな(何をやっても許される)の。材料がなければ省いたっていいし、他の材料でもいいし、味付けだって適当なのよ?。」
こんなこと言う先生は初めてだわ!
「レシピは後であげるけど、今は実際に手を動かして、体で覚えて行ってね!」
メモをとりたいけど、まあそういう料理の習い方もあるわね。
「最初は鶏肉のカシューナッツ炒めよ~」

Gai Phad Med Mamaung
1)鶏肉は薄い一口大に切っておきます(自分では塩かなにかで下味をつけたほうがおいしいと思いました)。
2)中華なべなどに油を熱し、生のカシューナッツを中火で焦がさないように色づくまで炒め、取り出しておきます。
3)同じ油ににんにくのみじんぎりを入れ、こげないように炒め、鶏肉を入れて炒めます。
4)細切りにしたきくらげ(タイでは生のものが簡単に手に入る)、たまねぎのくし切り、ベビーコーン(生)を入れて炒め、オイスターソース、ナンプラー、お砂糖を入れます(レシピにはそれぞれ大さじ2、大さじ半、小さじ1とありましたが、先生はほんと適当に入れてました)。
5)4cmくらいに切った細ねぎ、カシューナッツ、乾燥した大きな赤い唐辛子を水につけて戻したものを大きく刻んだものをいれ、さらに炒めて出来上がり。ご飯といっしょにどうぞ。

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いかにも普通のうちの台所って感じでしょう。
先生の斜め後ろにいるのが貫禄のアメリカ人シェフのTrish。


できあがりの写真をとるのを忘れました。さっそく試食です。おいし~い。Trishとも話していましたが、タイではたまねぎはよく炒めるという感覚がありません。西洋料理でも日本の炒め物でもたまねぎは最初の方に入れて、やわらかくなるまで炒めますが、こっちでは炒め物のたまねぎは半生みたいです。生っぽいたまねぎが嫌いな人はその辺加減してください。あと乾燥した大きな赤唐辛子はぜんぜん辛くないです。トマトを入れてもいいです。こってりした味がごはんと合います(ここでもご飯は出ませんでしたが)。

ぱくぱく食べてると先生が「全部食べなくていいのよ!おなかいっぱいになっちゃうわよ!」とさかんに言います。えっ、もっと食べたいのに?。この後も先生はすべての料理の後に「全部食べなくていいの」を強調しました。どうやら料理教室で作ったものは家族のご飯になるみたい。。。すぐ隣の部屋で待ってるし。。。ははは。こういう料理教室もありでしょう!
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この鶏肉とカシューナッツの炒め物は帰ってきてから何度もつくりましたが、おいしいです!カシューナッツは焦げやすいので、くれぐれも弱火でゆっくり!