何年かぶりにドリアをつくりました。いわゆるライスグラタンですね。森田屋母の得意料理でした。今度帰ったらまたリクエストしよう。

それにしてもドリアっていったいどこから来た名前なのか気になって、調べてみたところ、

“ドリアの名前は、イタリアのジェノバの名家ドリア家にちなみます。ただし、ドリア風といわれる料理は、日本で一般的に知られているご飯料理ではなく、トリュフを使った料理やイタリア国旗を思わせる配色の料理、きゅうりを用いた料理が代表的です。”http://www.maff.go.jp/soshiki/syokuhin/heya/qa/alt/altqa041202.htm

なんだそうです。どこでどうなってライスグラタンがドリアになったのか、謎はさらに深まりましたが、ご飯にホワイトソースをかけるなんて、もう日本人万歳!的なすばらしい発想ですね。そしてなぜかファミレスには必ずある料理なのに、イタリアンのレストランでは見たことがない。洋食の女王ドリア!

ドリア(またはライスグラタン)

みじん切りたまねぎ、ちいさく切って塩で下味をつけた鶏肉(ツナでもおいしいです。えびなんかだともっとおしゃれ)、冷凍コーン(冷凍ミックスベジタブルでも)、あればマッシュルームをバターで炒め、残りもののご飯も入れてトマトソースまたは残ったベシャメルソースなどで味をつけ、必要なら塩こしょうします。

耐熱皿にこのご飯を入れて、上にホワイトソース(缶詰でも手作りでも)をかけ、粉チーズをたっぷりかけて、オーブントースターで焼き色がつくまで焼きます。
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私は耐熱皿ごと大学に持って行ってキッチンのトースターで10分焼きました。あんまりおいしそうに焦げ目がついたので、みんなにみせびらかしたかったけど、「何それ」と聞かれて「ドリア」と言ってもシンガポール人も欧米人の同僚も誰も知らなそうだったし、説明するのもめんどうだし、一口たべさせてとか言われたら困るのでやめました。久しぶりのドリア、おいしかったなー。