2007年07月

家族のシンガポール旅行

両親と9歳、10歳の甥、8歳の姪をシンガポールに連れてきた。

日曜日。成田5時55分発。ユナイテッド航空。シンガポール夜中着。7人まで乗れる大きいタクシーで家に到着。近所の人にマットレスを3人分借りた。

月曜日。セントーサ島へ行く。私も3年住んでいて、ここに行くのは初めて。最近のシンガポールは天気が悪く、この日も小雨が降っていた。イグアナや猿に触ったり、山の上から降りてくるリージュに乗ったり、イルカのショーを見たり(全部英語のため、日本人には退屈かも。イルカに触りたい人は別料金を払うと記念写真付き)。水族館はなかなかいいけど、大人は行かなくてもいい観光地です。はっきりいってつまらない!

火曜日。午前中は地元のウエット・マーケット見学。午後からマレーシアのティオマン島へ。飛行機で30分くらい。今回はいつも泊まるパヌーバ・インではなく、ティオマン島で一番大きいリゾート、ベルジャヤ・ビーチ・リゾートへ。ここはビーチだけでなく、プールもあり、食事もビュッフェ形式なので子供づれにはおすすめ。飛行場との間に送迎バスもあり。

ここで子供にスノーケルを体験させた。

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ハウス・リーフ(このホテルの目の前にある珊瑚礁)は珊瑚は死んでいるものの、魚の種類や数はけっこう多いし、遠浅なので子供向け。

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次の日はこの写真の左に見えるリンゲス島へボートで行って(2分で到着)、スノーケル。足が着かない深いところだけど、ポリタンクをつないだ浮き台があって、そこにまず降りて、そこからジャンプ!Donちゃんと私の手をつないで、みんなこわがらずにスノーケルできました。ライフ・ベストを着けてるから絶対沈まないことを一人一人確認させてから、Go!ここの珊瑚礁と魚はすばらしいです。前にスキューバダイビングで潜ったけど、珊瑚礁は浅いところのほうが透明度が高くて、スノーケルでも十分。島を一周する予定が半分くらいのところでちょっと潮流がきつくなってきて、スノーケルを続けるのが大変になってきたところでタイミングよくお迎えのボートが来てくれました。

木曜日のお昼の便でシンガポールに戻り、両親だけマッサージに連れて行く。ご飯を家で食べてから夜はナイト・サファリへ。Donちゃんが事前に調べておいてくれたおかげで効率よくまわり、最後は日本語の案内が聞けるトラムに乗るも子供は途中で寝てしまいました。疲れてたのねー。日本語トラムは日によって時間と本数が変わるので、これをねらっていく人は事前に電話して聞くといいでしょう。夜遅い回の方が空いてます。チケットを事前に買うので乗れることは確か。最初に歩いて周って最後にトラムに乗るのがベスト。シンガポールで一番人気のある観光地だけあってなかなかいいところです。

金曜日は朝から雨。バードパークへ行く予定だったのを変更してまず街へ出ておみやげを買って、お昼は高島屋の地下で。ここはラーメンもうどんも、ローカルフードもあるのでみんなで分かれて好きなものを食べる。やっぱりラーメンとかうどんがいいらしい。
その後子供はバードパークへDonちゃんが連れて行き、私は母親をつれてお土産を買うのを手伝った。シンガポールにははっきりいっていいお土産がない!伊勢丹のスーパーで食材を買って家でご飯。母親が日本から持ってきたお米が大活躍。
この日は早く寝させて土曜日の朝は4時半起き。7時15分発の飛行機でみんな帰りました。

天気がずーっと悪かったのと、時間がなかったので、街の中はほとんど見てまない。見ても子供にはつまらなかったかも。

というわけで、来る人の年齢と興味、食べ物にどれだけ適応できるかによっておすすめコースを組み立てるので、みなさんもガイドブックを買って、検討してください。7人まで乗れる大型タクシーの手配もすっかりマスターしたので家族旅行にも対応できますよ!

ヨーテボリ

スウェーデンのヨーテボリ(Goteborgと書いてヨーテボリと発音する)で学会があった。7月だというのに13度!?事前に天気予報を見て防寒対策と心の準備をしっかりして行った。

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天気予報はあたっていた。毎日雨が降るし。でもね、要するに夏だと思わなければいいわけですよ。ブーツはいて、セーター着て、レインコート着て。11度だって大丈夫!ホテルの部屋が寒くて足が冷たくて寝られるかなーと思った日はホテルについてるサウナに行ってぽかぽかにあったまって寝る!

北欧は物価が高い。ヘルシンキで経験していたので、スウェーデンでも覚悟はしてたけど。

安くておいしいレストランもあるんじゃないかと思ってツーリスト・インフォメーションの若いお兄ちゃんに聞いてみた。

え:「学生なんかはどこで食べるの」
兄:「うちで」

そりゃそうだわね。でも安いビュッフェスタイルのパブを教えてくれた。

行ってみると日本人の女性とスウェーデン人のカップルが一組だけ食べていて、私が日本人とわかると一緒に座るように薦めてくれた。すごくいい人たちで、スウェーデンについていろいろ教えてもらった。

ヨーテボリの街自体は見所はそれほどないが、隣の町のBorasという街に織物博物館があるとの情報を仕入れたので、バスで1時間ほどかけて行ってきた。織物というとなぜか血が騒ぐのはなぜ。

小さな博物館で、昔の織物工場にあった機械などがおいてあって、時間になるとお兄さんが実際に機械を動かして説明してくれる。はじめは私一人だけしかいなかったが、そのうちスウェーデン人のおばさん3人が加わった。

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これはジャカード織りの機械。後ろにパンチングカードがついているのがわかりますか?これがパターンを決めて、模様になる。穴があるかないか、0か1か、これがコンピュータのはじまり。

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これは300年前の靴下編み機!産業スパイがオランダからこっそり盗み出して、コピーしたんだそう。すばらしい。

水曜日は午後、学会の人と何人かで小さな島の要塞を訪ねる。ヨーテボリは港湾の町なので岸に沿って貨物船に荷物を積み込むドックがたくさんあるところとか、シンガポールと似ている。

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18世紀に建てられた要塞。デンマークの攻撃なんかを受けたらしい。その後は牢獄として使用されてたそう。特に見るべきものもなくみんなでお茶して時間をつぶす。雨が降って寒いことこのうえなし!

最終日は学会で会った人と何人かでレストランで一緒に食事をした。

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ムール貝。白ワインとクリームのすごくリッチなスープがおいしい。マスのソテーと小さなじゃがいもを揚げたもの。アイオリソースがついてる。

スウェーデンで食べたものはどれも高いけど、プレゼンも素敵で、味もよく、おいしかった。じゃがいもが主食なのか、学会の昼食にはじゃがいも料理が2?3種類必ずあった。

スウェーデンでは本場のミートボールを食べたかったけど(ほら、IKEAにあるじゃないですか)、見つからなかった。

ロースト・チキン

羊肉屋のズームが自分の隣のお店の鳥肉屋さんの若鶏をすすめるので買ってみた。

小さな鶏一羽丸ごと。これでなんとS$3.5(約285円)!!!!
ローストするには十分な大きさ。ハラールだから新鮮(殺したて?)。

中国系のお店で売ってるのはやっぱりホルモンとか注射してるから大きめなのかしら。アメリカのブロイラーほどではないけど。

塩、胡椒、ハーブをすり込んでオイルをかけて、お腹の中ににんにくを放り込んでおく。

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オーブンに放り込んで焼くだけ。簡単!

これからはここで買おう。

牛角

昨日は私の誕生日でした。ついに大台にのりました。
普段は何も特別なことはしないのに、やはりこの区切りは大きいですね。「ああ、」という感じが今年の初めあたりからしてて、じたばたしつつ、ついにこの日を迎えました。先日のスキューバのおかげで、ポジティブな気分ではありましたが。

Donちゃんが、好きなところにディナーに行こうと言ってくれて、どこにしようか散々考えたあげく、「焼肉」に決定。ロマンのかけらもなし!獰猛な肉食動物の気分。いろいろリサーチしたところ、やっぱり牛角が無難と判明。UEスクエアにあるお店へ。

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写真左が和牛ロース、右が和牛カルビでございます


やっぱり和牛はおいしいわ?。"壷づけ”というマリネしたもの(USビーフだった)を食べてその違いに愕然。これが同じ肉か!しかしこの極端な「差」はぜひみんな一度体験してみるべき。もうUSビーフなんて食べる価値なし、とまで思えるから。たぶんこれを最初に食べてたら、なんとも思わなかったと思うんですよ。ただ和牛の後に食べちゃったからねえ。「か、噛み切れない!」

この他キムチ、サンチュ(お肉を巻くレタス)、豆腐サラダ、ホタテのバター焼き、豚バラ(味噌味)、野菜の盛り合わせ(とうもろこしが甘くておいしい!)、ミニ石焼ビビンバ、梅冷やし冷麺(でも全然韓国の冷麺じゃなくてがっかり)も頼みました。注文しすぎですね、はい。これは初めて行くレストランで犯しがちなあやまちです。次回は炭水化物は最小限、もしくはまったく省き、和牛とサラダ類だけにしようと思います。

スキューバ・ダイビング入門

ヨーロッパから帰った翌日にステフがシンガポールに遊びに来た。Donちゃんの誕生日に合わせて来てくれたのだ。いい友達。

何度も言うがシンガポールは本当につまらない。それはステフもわかっていたらしいので、8泊のうち6泊はTioman島で過ごすことにした。

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泊まるところはいつものパヌーバ・イン


行ったら2日間のスキューバ・ダイビングお試しコースを取ろうと言っていたが、聞いてみるとあと1.5日やって、教科書の残り2課を履修するとオープン・ウォーター・ダイバーの資格がとれるとのこと。こうなったらやるしかない!Donちゃんの50歳の誕生日と私の40歳の誕生日の記念にもなるし。

しかし始めてみると、これがなかなか大変。まず教室でDVDを見て、小テストを受ける。これで半日潰れる。そして装備をつけてそれほど深くない海で、いろいろなスキルを習う。マスクの中に水が入ったらどうやって水中でその水をマスクから出すかとか、レギュレーター(タンクから口に空気を送る装置)をはずしてまた口に入れ、そのときに海水を吸わないようにする練習とか。

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私がソックスを履いてるのはフィンによる靴擦れ防止のためです


タンクにカラフルなキャップがついているのは空気が入っている証拠。先生が「好きなのとって」というと、ステフとDonちゃんが二人とも「ピンク!」と言って奪い合う。

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この装置も重くて、着装もなれないうちは大仕事。写真右はインストラクターのソーニャ先生。オーストラリアに長くいたので、オーストラリア訛りの英語を話す若いドイツ人の女性。陸では(オーストラリア人みたいに)明るくて楽しくてイージーゴーイング、水中では(ドイツ人らしく)沈着冷静で、ものすごくいい先生。逆(陸でドイツ人、水中でオーストラリア人の性格)だったらすごくやだと3人で言っていた。とにかく教えることを職業とする私たち3人が声を揃えて絶賛する最高の先生だ。

2日目もスキルをたくさん習う。深く潜るときに耳にかかるプレッシャーにどうやって対処するかとか、空気がなくなったら底からどうやって上がってくるかとか(肺の中の空気は深く潜れば潜るほど圧縮されているから息を吐きながら上昇しないと肺が最悪の場合破裂してしまうので)。

夜はDonちゃんの誕生日だったので、バナナ・パンケーキにアイスクリームを載せたものでお祝いする。

3日目は朝スキルを習う。水中でBCD(Buoyancy control device。タンクを装着したベスト。空気を入れて、浮き沈みをコントロールする)をはずしてまた装着しなおしたり、マスクをはずして泳いだり。そして午後はいきなり水泳テスト!100m離れたボートまで泳いで帰ってくるというもの。だいたい私は小学校6年のときに25m泳いだのを最後に、どれだけ泳げるのか測ったことはないのだ。平泳ぎみたいのと、背泳を混ぜて、必死でたどり着いた!もうおぼれるんじゃないかと思ったけど、ウエットスーツ着てたから浮くだろうと信じて泳ぎきった。しかも帰ってきたら10分間立ち泳ぎなどでその場に浮いてなくちゃいけない。知り合いが船着場から、「ああ、ここはいいなー。乾いてるし、とっても安定してるし」とか言ってからかう。この10分は厳しかった!先生はここまでやったら絶対あきらめないで泳ぐだろうと計算してたんだろうか。ステフは余裕だが私とDonちゃんは命がけのテストだった。

そして午後はまた教室で勉強。チャートを見ながら、何度かダイビングをリピートする場合、どのくらい休みをおかなくちゃいけないかとか、2回目は何分もぐれるかとか。けっこう難しい!最後に総まとめのテストを受ける。

4日目は総まとめの実技で海に潜って2回ダイブする。きれい!なまこを触ったり、ニモ(クラウン・フィッシュ)を見たり、Tioman島は魚も珊瑚の種類も多くてきれい。しかも水温は30度と寒がりの私でも大丈夫。初めての経験でも、この先生についているとすごく安心。何しろ先生の言うとおりにやっていれば絶対まちがいはない。私はソーニャの言うことなら一生なんでも聞くつもりだ。水中でもサイン・ランゲージで先生がいろいろ指示を出したり質問したり、教えてくれたりする。最後に先生が水中で「オーブン・ウォーター・ダイバー、おめでとう!」とボードに書いてみんなで握手した。感動的な瞬間だった。

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5日目もこうなったらもっとダイブするしかないと、他の人たちと一緒にダイブに行く。最初は違法のため沈没させられた船をいくつも見る。私は肺が小さいのでステフやDonちゃんが30分くらいで空気がなくなって船に戻った後もマスターダイバーやオーストリアからの女の子と更に30分ほどいろいろ水中で見ていられた。ふふふ。水中に沈む船ってやっぱりちょっと怖い感じですな。これだけはスノーケリングでは見えません。うつぼなんかも近くで見た。浮き沈みの調整がちょっとコントロールできるようになって、船の扉の中をくぐったりできたのはうれしかった!これね、なんでもないように見えて初心者には大変なのですよ。

最後のダイブのあと船でパヌーバに戻ってくると、急に荒れ模様になり、船が船着場に着けられなくなるほど波が高くなっていた。しばらく待つものの、いっこうにおさまる様子がないので、小型のゴムボートで迎えに来てもらって脱出した。

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ダイブのあと、記録をつけるステフ。はっきり言って3人の中で一番上手で余裕があった。

何もせずにぼーっとする予定だったのがものすごくアクティブな6日間になった。やれば何でもできるんだなー。これからも喰わず嫌いにならずに、何でもチャレンジしてみようと思う(40の誓い!)。

Soup Restaurant

シンガポールにステフがいたときに、久しぶりに行ったのがSoup Restaurant。薬膳っぽいコンセプトで、いろんな漢方のスープがあるけど、有名なのはこのチキン。三水(シャムスイ)チキンといって、茹で鶏におろし生姜のたれをつけて、レタスに包んで食べる。今回はこのチキンに、薬膳スープ、野菜料理、魚料理、エビ料理、デザートも入った3人分のコース料理にした。

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チキンライスのチキンみたいにしっとりしててジューシー。


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野菜料理はブロッコリーとしいたけの炒め煮。奥は白身魚の炒め物。


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えびの料理。薬膳スープもおいしかった。


デザートはあっさりした白きくらげの冷たいデザート。はずれがなく、全体的に満足のいくレストランだ。このほかオリーブライスとか、空芯菜の炒め物もなど、アラカルトのメニューもおいしい。

このお店はシンガポール中、チェーンで展開していて空港にもある。日本人のツアーにも組み込まれているらしい。グループで行って何品もシェアするのがおすすめ。

Kのポテトサラダ

デュースブルグに行ったら何を食べたいか事前にKが聞いてくれたとき、私はなぜかシュペッツレとしか言わなかった。でもドイツに着いたとたんに私はKのポテトサラダが食べたくてしかたがなかった。

で、着いたそうそう、「Kのポテトサラダが食べた?い」と言ったら、Kは「だから事前に聞いたじゃない!もう!明日買い物に行かなきゃ!」と言いつつ、ちゃんと作ってくれる。Wangenから持って行ったレーバーケーゼ(南ドイツの料理で、ふわふわなハムみたいなもの。オーブンから出てきたばかりの焼きたてもおいしいけど、買ってきて、またこんがり焼いてもおいしい)と一緒に食べる。

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Kのポテトサラダはドイツのじゃがいもでないとおいしくない。あの小粒で黄色くてねっとりしたじゃがいも!!だからこれだけはヨーロッパでないとだめなのだ。

でもいちおう作り方:

1)じゃがいもは皮ごと水からゆで、皮を向いて薄く切る。

2)たまねぎ、きゅうりは薄切りにして塩をふっておく。

3)じゃがいもが熱いうちに塩、こしょう、酢、砂糖ちょっとで味をつけ、たまねぎ、きゅうりもまぜ、最後に油を混ぜる。そのまましばらく置いて、味がなじんでから食べる。

レンズ豆のスープ

Kが作ってくれたレンズ豆のスープ。作り方はメモしてなかったのでうら覚えだったので、Kにメールしてもう一度レシピを送ってもらった。

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レンズ豆のスープ

<作り方>

1) 緑または赤いレンズ豆をオリーブオイルで炒め、小さく切ったたまねぎ、薄く切ったポロねぎ、マッチ棒くらいの太さでやや短めに切ったにんじん、レモンの皮を加え、混ぜながらいためる。

2) 野菜または肉のブイヨンを入れる。白ワイン、たらごんをいれ、弱火でレンズ豆がやわらかくなるまで煮る。

3) 最後にぎょっとするぐらいたくさんのクリームを入れ、スモークサーモン(えびやかにでも)を入れる。塩で味付けする。

これが基本。辛くしたい場合はカイエンペッパーやレッドカレーペーストなどで好きな味にする。Kの友達のシュテフィーはしょうが、Kはレモン汁を入れるのが好きだとのこと。レンタルはインド料理でしか使ったことがなかったけど、ドイツではこんなふうに食べるのね。

Geisburger Marsch

シュペッツレを使って、Kが作ってくれたスープ。

Gaisburger Marsch 

1) 牛肉、玉ねぎ、にんじん、セロリルートを一緒に煮てスープをとる(牛の骨なんかも一緒に煮るといいスープがとれるんだけど、狂牛病以来、ドイツでは(ヨーロッパでは?)牛の骨は売ってないんだそう。私はKの牛テールのスープ(オックス・シュバンツ・ズッペ)が大好きだったのに、もう食べられない。くすん)。

2) 食べやすい大きさに角切りにした1)の牛肉、にんじん、じゃがいも、コーラビ(カブみたいな野菜)、ポロねぎをスープにいれ、塩、ナツメグ、スープの素(みたいの?しょうゆちょっとでもいいかも)で味付けして、シュペッツレを入れて煮込む。

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ドイツ料理というとソーセージとザワークラウトくらいしか日本では知られていないけど、こういう家庭料理もすごくおいしい。

こういうふうにシュペッツレの使い方はいろいろあるので、作るときは大量につくってしまいなさい、とKが言っていた。

基本のシュペッツレ

Spaetzle(シュペッツレ)は南ドイツの料理で、すいとんみたいなもの(北ドイツではじゃがいもが主食)。ボーデン湖の近くの町出身のKもよく作ってくれた。WangenでGが作っているのを見ていなかったので、ここではKの作り方を紹介します。

基本のシュペッツレ

1) 小麦4?5カップ、卵3個くらい、水2カップぐらい、塩、ナツメッグをグルテンの粘りがでるまでよく混ぜる。

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わりとやわらかめの生地。


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2)これはKのシュペッツレ搾り出し器。包丁で切って、熱湯の中に落とす。

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そんな道具がない私に、別のやり方を教えてくれるK。まな板を濡らして平たくし、包丁ですこしずつ切って、お湯に落としていく。

3)浮いてきたらすくいとり、水気をきる。

この基本のシュペッツレはそのまま肉料理の付け合せに、またはほうれん草やハムなどを刻んで加えて、バターで炒め、塩で味付けしてSpaetzle Knoepfle にしたり、炒めたたまねぎ、チーズをのせて、チーズ・シュペッツレにしたり、スープの具にしたりします。
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