2007年06月

Duisburug

デュースブルグは私が大学時代に留学していたデュッセルドルフの隣にある街。ルール工業地帯って地理の時間に習いましたね?そこにある工業都市です。観光地では全然ないので日本人は留学生くらいしかいなかった。「ドイツのどこに留学したんですか」と聞かれて「Duisburg」と答えると、ドイツ人は「なんでまたそんなつまらないところで?」と聞く。悪かったねえ、つまらない所で。でも私にとっては心の故郷なのよ。

デュースブルグには運河に河港があって、工業もそれなりに発達したが、その役割もなくなった今、人口は減っているんだそう。でも最近は昔の倉庫を改装しておしゃれなエリアに変身させたりして、なんとか街ごと活性化しようとしていた。

ここでも19年前に留学中お世話になったN先生(通称パパN)と奥さんのKのうちを訪ねる。Kは私のドイツの母とも呼べる人だが私がそう言うと「娘なんかこれ以上欲しくない」と言う。学生寮が決まるまで少しの間住まわせてもらったり、クリスマスに呼んでくれたり、時間があれば週末出かけて行って、おしゃべりしていた。

今思うとずいぶんこのお家でも影響をうけたと思う。政治に無関心ではいけないこと。消費者として国際問題に参加できるということ(あのころKは南アフリカからの果物なんかは絶対買わなかった)。リサイクルをきちんとするということ。

そして今回もKのドイツの主婦の底力を見た。「流しを磨け。」これは流しをいつもピカピカに磨いていれば、他のニころの汚れもすぐ目について、さっと掃除をするようになるという教訓。「一日27個のものを捨てよ。」これはアメリカのカリスマ主婦かなんかが言ってたらしいけど、Kはこれを実践してうちがすっきりしたと言っていた。27個ってなかなか大変だけど、ちょっと見回してみたり、冷蔵庫なんかあけたらすぐにできそう。I子さんも言ってたけど、ドイツの主婦は昼ごはん前にもうすっかり掃除を完了してしまうんだそうだ。しかも窓拭きだって、日本みたいに大掃除のときだけじゃなくて、普段からぴっかぴかだ。(北カリフォルニアにいるTっこちゃんはドイツでも通用するだろうと思った。)

私の前にも後にも非常識な日本人交換留学生やら研究員らが散々お邪魔して迷惑をかけたにもかかわらず、私の留学が終わった後もKは19年間クリスマス/新年と誕生日の年に二回必ず、昔は手紙、その後はFAXで一筆書いて送ってくれてた。こういう律儀さが私がドイツ人が好きな理由の一つだ。今年になってKはEメールを使えるようになり(彼女の名誉のために言っておくが、今まで使えなかったわけじゃなくて、使うのを拒否していたのだ)、頻繁にやりとりができるようになってうれしい。

私はKと居間のテーブルや庭でSolitaireを散々やって、いろいろおしゃべりして昔のように過ごした。
三日目の午後にDonちゃんがヘルシンキの学会を終えて合流。

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Donちゃんはドイツではアルコール・フリー・ビールがお気に入り


ルバーブのトルテ

I子さんが「Wangenに来たら何をしたい?」と聞いてくれたとき、私はすかさず「昔みたいにケーキを一緒に焼きたい!」と答えた。昔私はキッチンでI子さんがケーキを焼くのを傍にくっついてよく見ていた。子供たちも家にいないので、最近はお菓子をつくる機会は減ったとのこと。でもI子さんは今回もレシピも見ずに、ささっと作ってしまった。

お庭から引き抜いてきたルバーブがたっぷりのトルテ。基本はドイツ語でミュウベタイクという生地。バターがたっぷり入ったリッチな生地で、あまり膨らまない。

ルバーブのトルテ

1)ルバーブ1kgはお砂糖をまぶして水をだす。
2)Muerbeteig(土台の部分)をつくる。小麦粉250g、無塩バター125g、ベーキングパウダー小さじ1/2、塩少々、さとう65g、卵黄2個を混ぜ、まとまるまで捏ねる(捏ねすぎないこと!)、一つにまるめてラップをかけ、1時間ねかす。
3)卵黄2個分とさとう150gを水気をきったルバーブに混ぜる。
4)ねかした2)の生地を麺棒でのばし、バターをぬった型の中に敷く。型の側面もある程度の高さこの生地で囲う。
5)生地の上にパン粉か砕いたアーモンドを敷いてから、3)のルバーブを中に入れ、200度のオーブンで40分くらい、ルバーブの表面が乾くくらいまで焼く。
6)卵白4個に砂糖50gを混ぜて泡立て、メレンゲを作る。最後にくだいたアーモンドをひとつかみ入れる。
7)ルバーブの上にメレンゲをのせ、さらに10分焼いてできあがり。

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おいしい?。メレンゲの中のナッツが効いてる?。


I子さんによると、フルーツはルバーブ以外にもいろいろ応用がきくとのこと。シンガポールでルバーブはあまり見ないので、他のフルーツで試してみようと思う。卵黄を使う予定があれば、タイクに混ぜる卵は全卵1個でもOK。

WangenのI子さんち

6月8日金曜日。Groningenから電車でUtrechtで乗り換えてケルンへ。そこからInterSkyで、Friedrichshafenへ。ドイツの南にあるアルゴイ地方のWangenに住むI子さんを訪ねる。昔は電車で何時間もかけて行ってけど、今回はさすがに飛行機を使うことにした。ヨーロッパはこういう安めの航空会社がいっぱいできてきて便利になったなー。

I子さんは20年前に知り合ってずーっと手紙やEメールでコンタクトを保ってきた古いお友達。そもそも高校オケのトレーナーのK先生の紹介で、「ドイツに行ったらぜひこのお家を訪ねて。すごく素敵な生活をしてる人たちだから。」と薦められたのがきっかけ。なんの面識もない大学生の私を暖かく迎えてくれたのがI子さん一家だ。Duisburg留学中も何度も遊びに行った。この前訪ねたのは4年前。ドイツに行くと(そんなに行くことはないけど)必ず遊びに行く。

高校オケのK先生の言ったとおり、I子さんちは素朴であたたかくて、ほんとに素敵で、それは20年前も今も全然変わってない。今も、いろんな友達が次から次へと、何時でもふらっと遊びに来る。一緒にお茶をしたり、買い物したり、ご飯を食べたり、夜遅くまでワインを飲みながら話をしたり(私は昔からお茶を飲みながらそこに混ぜてもらっている)、泊まっていったり。20年前にいた私のことを覚えていてくれる人たちもいて感激だった。日本人がこの街にやってくると必ずI子さんにお世話になる。自然に人が集まってくる、そういう家。

20年前と変わったのはI子さんたちが家を一度引越したことと、私がベビーシッターした男の子2人が、もう大学生で家にいないことくらい。ずいぶん会ってないけど写真で見る限りすごくいい男になってしまった。もう忘れちゃってるはずなのに、ちゃんと電話で話してくれた。いい子たち。

ここの何でも受け入れてくれる雰囲気が、私に下手なドイツ語でも話そうとさせてくれるんだと思う。20年使ってないドイツ語なのに、この家に来ると自然に出てくる(もちろんボキャブラリーも格段に少なくなったし、文法はぼろぼろだけど)。みんなやさしい。

そしていつも感心するのだけど、I子さんちはほんとに食生活が豊かなのだ。ワインは毎年何ケースもイタリアのお気に入りのワイナリーから取り寄せ、新鮮な食材をマーケットで買い、おいしいものを食べることに熱心だ。しかもそれがさりげない。

週末の朝はゆっくり、何種類ものパン、チーズ、ハム、果物が並んで、私はこの朝ごはんを食べるために飛行機を乗り継いででもWangenに行きたいくらい。I子さんは朝はそんなに食べないのに、私がいる間は毎朝こんな風にゴージャスな朝ごはんを用意してくれる。Wangenのパンはもうむっちゃくちゃおいしい。私はここのパンよりおいしいパンを知らない。気がつくと朝からものすごい量を食べている。

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ジャムはI子さんの手作り。I子さんは今頃の季節はきっといろんな果物を庭で採ってジャム作りに励んでいるにちがいない。私はたくさんお土産にジャムをいただいてきた。

旦那さんのGも料理が上手で週末は彼がご馳走を作ってくれる。ぱぱぱっとメニューを決めて、自分で食材を選んで、段取りよくあっという間に料理を何品も仕上げてしまう。もちろん私のようにレシピを見ながらなんてことは一切ない。

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シンプルながらどれも絶品の前菜。カルパッチョ、トマトのサラダ、グリーンサラダ。

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白アスパラガスの季節にぎりぎり間に合った!手作りソースも絶品!これとステーキがメイン。

日曜日は鹿の肉とほうれん草入りシュペッツレ。きのこ入りのソースは深い味。すごい!プロだ、G!!それなのに全然特別なことじゃないと言って、一人でささっと料理してしまう。私はこういうGを見ると、自分は料理は好きだけど、Gに比べたらまるで素人だとつくづく思う。

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焼き加減といい、ソースの味といい、肉の切り方まで完璧!


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ほうれん草入りシュペッツレ。フェンネル、にんじん、セロリのサイドディッシュ。


夕飯の後はGがエスプレッソを入れてくれる。そして夜更けまで私とI子さんは日本語でひたすらおしゃべりしまくる。

今回は5泊もさせてもらって、ほんとにのんびりできた。街へ買い物に行ったり、ドライブして散歩に行ったり。

そういえば靴でも服でもいい品質のものをちゃんと見極めて買って、大事に使うっていうのを私は20年前にI子さんとGから教わったような気がする。それから季節ごとの楽しみを心から満喫することも。

I子さんちで20年前の私はただぼーっと、おじゃまさせてもらっていたに違いない。でもLive a lifeというのはどういうことなのか、それなりに学んでいたような気がする。

Groningen

6月4日夜シンガポール発、翌日早朝アムステルダム着。電車で毎年恒例でDonちゃんと一緒に行くBiosemioticsの学会に今年も参加。

今年はGroningenという、オランダの北にある町。アムステルダムから電車で2時間半。景色はずーっと平野ー牛ー平野ー牛ー平野ー牛。平らだねえ、オランダ。

朝だったけどとりあえずホテルにチェックイン。とにかく朝ごはんを探しに街へ。

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わーい、ハムだ!チーズだ!クロワッサンだ!

えっ、これ19ユーロ?!朝ごはんセット二人分で19ユーロ。。。そうですか。。。ユーロ、強いね。。。

Groningenは小さい街で大して見るものもないので(失礼!)、私もほとんど学会に参加。

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知り合いも多いので楽しい。左端はイスタンブールでお世話になったヤームルさん。今回の学会には大学院時代の先生、C.G.も参加。久しぶり。ほんとにいい人だ。

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学会があった大学の建物。自転車の洪水。自転車に何度か轢かれそうになる。道路にはもちろん自転車専用車線(けっこう広い)。

オランダで食べよう!と決めていたのが魚のフライ。

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ん?、油が古そう。ま、いっか。


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これで3ユーロくらい。まあまあいける。でもやっぱり後でちょっと気分が悪くなった。

市場をぶらぶらするのも楽しい。

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花は安い!きれい!シンガポールは蘭しかないからうらやまし?。


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チーズ屋さん。さすがオランダ。


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4泊して私は一人でドイツへ。

糸こんにゃくのきんぴら

こんにゃくとか豆腐とか、それ自体に味がないと思っていたものが、大人になってしみじみおいしいと思うようになりました。特に油としょうゆがからまったこんにゃくっておいしいですね。

使い道が見つからなくて冷蔵庫に眠っていた糸こんにゃくを料理しました。またまたクックパッドで見たレシピを参考に。

(1)糸こんにゃくは5cmくらいの長さに切って、ゆでて水をきっておく。

(2)にんじんは千切り。

(3)フライパンに油を熱し、にんじんと糸こんにゃくを炒める。油がまわったらダシ100cc、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ11/2を入れて、水分がなくなるまで炒め煮する。

(4)ツナを適当に入れ、最後に炒りゴマをふってできあがり。

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ツナが決め手。超簡単で、いいおかず。おすすめ!

一口サイズのフレンチ・トースト

クックパッドでヒントをもらって以来はまってるのがこのフレンチ・トースト。パンを予め小さく切っておくことで卵液のしみ込み具合がぐーんとよくなります!中はしっとり、外はカリッと焼きあがって絶品フレンチ・トーストになります。

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<作り方>
(1) 卵を1個割ってほぐし、牛乳を適当に(50ccくらい?)、砂糖小さじ1、バニラエッセンス少々を加えて混ぜます。

(2) これに2cm?3cm角に切った食パンを浸し、サラダ油をしいたフライパンで弱火で焼きます。弱火でやらないとすぐ焦げます。

(3)お皿にとりだしたらそのフライパンにバターを入れて溶かしてさらにメープルシロップを入れてあたため、フレンチ・トーストにかけてできあがり。

メープルシロップの代わりに粉砂糖にしたり、シナモンをかけたり、いろいろバリエーションを楽しめます。
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