2006年06月

コミュニティー・ガーデン

大学で、Donちゃんがいる建物の最上階はもと学部長のオフィスがあったが、オフィスが移転してからその横にあった花壇は荒れ放題。ある日それを見たDonちゃんが、同僚のPさんに、「ここをコミュニティー・ガーデンにしたら」ともちかけたところ、話はどんどん進み、今では4家族がシェアするガーデンになった。広さは、え?っと、15mx15mくらい?けっこうな広さだ。大学の方も、美化運動の一環として、喜んで開放してくれるどころか、初めにぼうぼうだった雑草をひきぬき、新しい土を入れる作業までしてくれた。

シンガポールはとにかく暑いので、水遣りはかかせない。これはもちまわり制で、うちも金曜日が当番だ。だから最近木曜日の夜とか、金曜日に雨が降るととてもうれしい。

最初はひまわりとか、ブーゲンビリアとか、プチトマトの苗とかをちょこちょこと植えたが、何しろ広すぎるものだから全体的にがら?んとしていた。しかし最近になって、プチトマトはどんどん実をつけ始め、コンポーストを作ることにしか興味がなかったある担当者の一角では勝手にスイカが芽をだし、みるみるうちに繁殖しだした。

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もうガーデンというよりすっかり畑の様相である。美化運動の一環として許可した大学も、まさかそこが畑になってるとは思いもしないだろう。ふふふ。まあこの階に来る人はほとんどいないし、外からは見えないので知る人ぞ知る秘密のミニ農園なのである。

私も「庭いじりがすき」、「実家が農家」という頼りになる日本人の同僚を2人仲間に引き込み、きゅうり、しそ、桃太郎トマトなどを作る試みをしている。なにしろ私もDonちゃんもチューリップくらいしか植えたことがないのだから、この心強い同僚がいなかったら最初の思惑とは裏腹に、今頃ぺんぺん草が生える一角と化していたかもしれない。

そして今日、みんなで夕方からコミュニティーの人たちとピクニックをした。

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ひまわりを眺めながら、外で食べるごはんは(たとえ大学の建物でも)おいしい!

で、その辺に生っているスイカも食べてみることにした。

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黄色いスイカ!しかも味も悪くない!生ごみから勝手に育ったとは思えない味!全員大感激であった。

シンガポールで自家製きゅうりや紫蘇が食べられるひが本当に来るのか、大学の屋上にあるガーデニング/ミニ農園コミュニティーはひそかに盛り上がりをみせている。

ベトナム丼

市場で日本のあじよりもっと大きめのカンポンという名前の魚を買ってきました。新鮮で安いんだけど、日本のあじのように脂はのっていません。やっぱり寒いところの魚じゃないと脂はのらないのかな?

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そのままだと小骨が多くて食べにくいので、3枚におろして揚げて、ご飯にのっけてなますといっしょに食べる『ベトナム丼』という名前の料理をつくりました(有元葉子のレシピ)。ベトナムで食べたことはないけど、ハーブを載せてライムをぎゅっとしぼるところがいかにもです。このなますはベトナムではサンドイッチにもはさみます。

ベトナム丼

1)にんじんと大根を千切りにして、塩もみして、水気をしっかりきったらにんにくのみじん切り、唐辛子のみじん切り、酢、ナンプラーで味をつけてなますをつくっておきます。

2)あじは3枚におろして油でよーっく揚げます。茶色くかりかりになるように。熱いうちにナンプラーをかけておきます。

3)ごはんに魚、なますをのせ、上に白髪ねぎ、香菜、ミントなどハーブ類をのせ、ライムやすだちなどの柑橘系のものをぎゅっとしぼってできあがり。


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スプーンでよーく混ぜながら食べるのがベトナム流だそうです。


今日の晩御飯はこれとにがうりのサラダ。にがうりとたまねぎを塩もみして水にさらしてよく水気をしぼったらツナとマヨネーズと合えるだけ。

スワンラータン麺

今回も大久保恵子さんのレシピを試しました。これもおいしかった!大久保恵子さんは本当にすごい。

これも例によって作り方は実に簡単。

スワンラータン麺

1)中華鍋にごま油(大久保恵子さんは太白ごま油)を熱して、豚肉こま切れを焼き付けるように炒め、もどしたきくらげ少々、青梗菜の茎の部分を入れ、斜め切りのねぎもいれ、一人分なら水1と1/2カップ入れます。私は鶏がらスープの素も入れました。

2)煮立ってきたら、めんどうでない人はアクをとり、酒少々、塩少々、しょうゆで濃い目に味をつけます。

3)中華麺をかためにゆでて、湯をきったら2)に入れて、青梗菜の先の青い部分も入れてさっと煮て火を止めます。酢大さじ1をかけます。私は黒酢をかけました。とってもまろやかです。

4)器にもって黒こしょうの粗引きを思いっきりかけます。思いっきりね。

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野菜の具だくさん!これぞ家庭で作るラーメン!


大久保恵子さんのレシピのえらいところは、プロが作る麺料理と家庭で作る麺料理がはっきり違うと認めているところです。そして家庭で作った麺料理ならではの手軽さと目先を変えて麺をあきない料理にする工夫で勝負している。う?ん、すごい!今のところはずれなし。超お勧めです。

四川担担麺

今日の麺は陳健一の四川風担担麺。汁気がまったくありません。

簡単です。一人分もさっと作れます。

四川担担麺

1)まず豚挽き肉をちょぼっとぱらぱらになるまで炒め、豆板醤、甜麺醤、おろしにんにく、こしょう、砂糖ひとつまみを入れてさらに炒めます。
2)たれを作っておきます。砂糖少々、酢少々、しょうゆ小さじ2くらい、芝麻醤(練りゴマ)大さじ1、ラー油、鶏がらスープ少々大さじ1?2、刻んだザー菜を混ぜておきます。
3)麺をゆでて、たれで合え、1のひき肉ときざんだねぎも混ぜ合わせてできあがり。

どうかな?、と思って一口食べたら、「うわっ、さすが陳さん!」と思わされる味でした。陳さん、だてに鉄人じゃないなあ。麺は生麺を使いました。卵麺がくっつきにくいのでおすすめだそうです。

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見た目は地味なのにおいしい!


(参考までにレシピに出ていた4人分の材料です)
豚挽き肉 100g
甜麺醤 大さじ1
豆板醤 大さじ1
おろしにんにく 小さじ1
こしょう 少々
砂糖 少々
ねぎ 1/2本
たれ(砂糖少々、酢大さじ2/3、しょうゆ大さじ3、芝麻醤大さじ4、ラー油大さじ2、ザー菜20g、鶏がらスープ80cc)
卵麺 2玉

タイ風ヌードル

今日は午前中は大雨で、気温も下がり、めずらしくあったかいものが食べたくなるお昼になりました。こういうこともたまにはありますね。

今日の麺料理も元は大久保恵子さんのレシピ。やや勝手に変えてますが手に入る材料で適当にやれば、こういうものはそれなりの味になるのがうれしいところ。タイ料理だってベトナム料理だって、先生によってやり方も材料もぜーんぜん違うし。ここはひとつ東南アジア的大らかさで、ぜひ自分の好みの味にしてください。

タイ風ヌードル

1)まず麺ですが、本来はセンレクという米麺を使います。きしめんのような形です。そうめんだって、いいでしょう。麺によって適当にお湯につけたり、ゆでたりしておきます。

2)スープは鶏がらスープが無難でしょう。自分で作るもよし、鶏がらスープの素を使うもよし。そこにレモングラスをぶつ切りにしてたたいたもの、こぶみかんの葉、ガランガなど、すがすがしい香りのものをぶちこみます。最近はレモングラスが粉末になって売られていたりしますから、なんとかそれだけでも手に入れて、スープに入れてみましょう。私は辛くしたいので、唐辛子もそのまま入れてしまいます。

3)具だって好きなものを入れればいいんですが、レシピではえびとしいたけです。えびがゆで鶏になってもしいたけがふくろダケやマッシュルームになっても一向にかまわないでしょう。それに青ねぎはかかせません。もやしを入れたりフィッシュボールを入れたりすればもっと楽しくなるかもしれません。しゃぶしゃぶ用牛肉を入れたりしたら、フォーみたい!それも大いにありでしょう。

4)味付けはフィッシュソースと砂糖少々、最後にライムやレモンをぎゅっと絞ります。面倒でない人は小鍋にごま油とにんにくのみじん切りを入れて、にんにくをこがさないように熱してガーリックオイルを作ってそれをたらしたら本格的。ライムなどは必ず最後にしぼらないと効果が消えてしまいます。

5)香菜やミントやバジルの葉があればそれをどかどか入れるといっそうタイ風になるでしょう。

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食べてみて「?」と思ったら好みでフィッシュソースを足したり、お砂糖をちょっとだけ入れてコクをだしてみたり、ライムをもっとしぼってみたりしてください。

きのこバターうどん

久しぶりに新しい大久保恵子さんのレシピを試してみました。これもおいしい!みごとな和洋折衷の麺料理。

きのこバターうどん


一人分なら生しいたけ2?3枚を細く切り、えのきはパック半分くらい、長さを半分に切ります。鍋にバター大さじ2/3くらい溶かして、きのこをさっと炒め、お酒をちょっと入れて、水を1/3カップくらい入れて煮立て、めんつゆ大さじ2くらい入れてひと煮します。ゆでたうどんをお皿に入れて、きのこをかけて、青ねぎをのせ、バターをちょこっとのせて黒こしょうをたっぷり。

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あったかいうどんにすぐにきのこバターをかけるから、ゆであがったうどんを冷水で締める必要もなし(ただしすぐに食べたほうがよいでしょう)。うどんをゆでる時間が13分なら13分5秒でできる料理です。バターが不思議にすっごく合ってます!すごいなあ!大久保恵子さんって!
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